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2019年1月第4週Lenovo Smart Tab P10 with Amazon Alexaが国内販売開始

Lenovo Smart Tab P10 with Amazon Alexaが国内販売開始

1月25日に先月のCESで発表されたばかりのLenovoのAndroidタブレット「Lenovo Smart Tab P10 with Amazon Alexa」が国内販売開始されました。価格は32,370(税込み)で、Lenovoのオンラインストアから購入できます。

単体ではAndroidタブレットとして動作して、スピーカ付きドッグに置くとAmazon AlexaがShowモードで動作し、スマートディスプレイのように使えます。ドックにはドルビーがチューニングしたスピーカが搭載されており、音にこだわっています。

タブレットのスペックは、10.1インチ IPSディスプレイ(1900×1200⁠⁠、SoCはSnapdragon 450、メモリは4GB、ストレージは64GBで、搭載OSはAndroid 8.1です。サイズは、242×167×7mm、重さは440gです。タブレットとしては平凡なスペックです。ドックに搭載されているスピーカは3W×2です。

Google Pixel StandやAmazonのFireタブレットのShow Mode Charging Dockなど、スマホやタブレットの音声アシスタントを使いやすくする製品がいくつかリリースされるようになりました。こうした製品が今後は主流になるのかもしれません。

Xiaomiが3つ折りスマホのティザ映像を公開

RoyoleのFlexPaiやSamsungのプロトタイプなど、2つ折りディスプレイを搭載するスマホが2018年に登場しました。Xiaomiは、3つ折りのディスプレイを検討しているようで「Xiaomi foldable phone prototype」のタイトルでティザ映像が公開されました。

これは、ディスプレイの端25%が折りたためるようになっており、折りたたむとおおよそ半分のサイズになります。同じアジア人が開発しているためか、絶妙なサイズ感で、これならばスマホとしても、タブレットとしても使えると謳っても偽りはありません。また、折りたたんだ時は、ディスプレイが左右の側面に回り込み上下に細いベゼルが残るので、SamsungのGalaxy S9シリーズのようにも見えます。

くわしい技術情報は公開されていませんが、Xiaomiの共同創業者で社長でもあるLin Bin氏によれば、反応がよければ量産化を検討するとしています。

さようならWindows 10 Mobile

Microsoftは、Windows 10 Mobileのサポートを2019年12月10日で終了すると発表しました。

2019年12月10日までサポートされるのは、2017 Octobar Release(RS3)と呼ばれるバージョンで、2015 November Release(TH2)や2016 August Release(RS1)のサポート期間は、2018/1/9、2018/10/9に終了しています。また、2017 April Release(RS2)は2019/6/11にサポートを終了します。Windows 10 Mobileのサポート終了後は、iOSやAndroidへ移行することを勧めています。

Windows 10 Mobileをふり返る

Windows 10 Mobileの歴史は、1996年のWindows CE 1.0までさかのぼります。

Windows CEは、PDA用OSとして造られており、端末の形態に合わせてHandheld PCやPalm-sized PC、Pocket PCなどが用意されました。また、派生版としてクルマ用のAuto PCも存在していました。

Windowsの勢いにも助けられて、このころはWindows CEも一大勢力で、カシオやNEC、HPなどから端末が発売されていました。ライバルは、Palm OSやNewton OS、Symbian OSなどがあり切磋琢磨していましたが、どれも生き残ってはいません。

2005年からはWindows Mobileとなり、2007年リリースのWindows Mobile 6まで使われることになります。このあと、Windows Mobile 7はリリースされず、後継OSとして2010年2月にWindows Phoneが発表されます。同じ頃には、iPhone 4が発売されています。

2011年9月にWindows Phone 7.5、2012年10月にWindows Phone 8がリリースされています。Windows Phone 8からは、Windows NTベースになったことで、NT系とCE系に分かれていたOSが統一されました。2013年2月には、Windows CE系最後のアップデートとして、Windows Phone 7.8がリリースされました。

このあとは、Windows Phone 8.1が2014年4月にリリースされます。同年には、ノキアから携帯電話事業を買収して、Microsoftブランドのスマホをリリースします。

今のWindows 10 Mobileは、2015年にリリースされました。

これでは、PCとスマホのどちらでも動作するユニバーサルWindowsプラットフォームやスマホにディスプレイとキーボードを付けて、デスクトップのように使うContinuumの考え方が導入されましたが、どちらも広く受け入れられたとはいえません。Continuumは、Android Qで似た機能が搭載されるとの噂もあります。

筆者は、Windows CEのアプリを開発していたことがあり、プラットフォームが無くなるのは寂しく思いますが、1つの時代が終了した感はあります。

今週は、このあたりで、また来週。

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