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2019年7月第3週Android Q ベータ5を公開ほか

Android Q ベータ5を公開

7月10日、Googleは次期Androidとなる「Android Q」のベータ5をリリースしました。

PixelデバイスでAndroid Q ベータ4をインストールしていれば、ローリングアウトが開始されています。Pixel以外のデバイスでは、数週間の内にアップデートが提供されます。

Android Q ベータ5では、ベータ3で追加された「フル ジェスチャー ナビゲーション」のフィードバックに基づいて改善が行われています。フル ジェスチャー ナビゲーションは、iPhone X/XS/XRのように画面下に細いナビゲーションバーが表示されて、これを上にスワイプするとホーム画面に戻り、戻る操作はディスプレイのエッジから左右にスワイプします。

ベータ5では、画面下の細いナビゲーションバーに加えて、ディスプレイのエッジに沿うように細いナビゲーションバーが表示して、この部分がジェスチャー操作できることを見た目で示すようになりました。また、ホームボタン長押して起動したGoogleアシスタントは、ディスプレイのエッジから斜め上にスワイプする操作に変更されました。他、ディスプレイのエッジから左右にスワイプしたときに、アプリのメニュー表示操作とかぶらないような調整も行われます。

Android Qは、今後、バグ修正と微調整が行われたベータ6を経て、問題がなければ2019年第3四半期(例年であれば8月)に正式リリースされます。Pixel 3とPixel 3 XLは、Googleの公式ストアで値引き販売が行われて、新端末もいよいよ登場という流れになっています。Pixel 3でよければ、今がお得に購入できるチャンスとも言えます。

iOSしかり、そろそろOSの年次改訂が本当に必要なのか議論しても良いかもしれません。

スマートフォンは、多くの人にとっては生活家電と同様なので、毎年、何らかの進化が必要なのか、これを多くの人が求めているのかと考えることがあります。

たとえば、機能改訂が3年に一度しか行われないエディションがあれば、毎年、学習コストを割く必要はありませんし、同じように使えることに安心感を覚える人も多いのではないでしょうか。

UnihertzがBlackberryライクな端末を公開

手のひらサイズの超小型スマートフォンの「Jelly Pro」や世界最小タフネス スマートフォン「Atom」で、小型端末好きの心を捉えたUnihertzが物理キーボードを搭載するスマートフォン「Titan」を公開しました。

Titanは、ストレートタイプの筐体にQWERTY配列の物理キーボードとスクエアなディスプレイを搭載しており、Blackberry Passportにそっくりな端末です。

CPUやメモリ、ストレージのスペックは公開されていませんが、わかる範囲では、IP67の防水・防塵性能を備えて耐衝撃性が考慮されています。バッテリ容量は6,000mAh、ディスプレイは4.5インチIPSで、1,440 x 1,440、Dual SIM、指紋認証、ワイヤレス充電、顔認証、NFCを備えています。

早期予約価格が199USドルで、おしらせメールの登録をホームページで受け付けています。

同じ物理キーボードを搭載するBlackBerry Key2のアンロックモデルが500USドル前後です。価格だけみれば、Titanは手ごわいライバルとなりそうです。

Unihertzは、Jelly Proに続いてAtomをリリースして小型端末のラインアップを増やしました。これに続くように、懐かしのPalmブランドで手のひらサイズの「Palm Phone」が搭乗しました。いずれもガジェットとして見ればおもしろい端末ですが、実際にはサブ端末として使われることになるので、Cellular版のApple Watchのように、メイン端末と電話番号をシェアして、どちらでも受電できるなどキャリアの協力がなければ魅力的な端末になりません。単独利用は荷物を増やすだけです。

Unihertzは、こうした現状を変えるには、まだまだ時間がかかると考えているのか、それとも物理キーボードを搭載するスマートフォンの端末の選択肢が少なく、ここなら入る余地があると考えたのかはわかりませんが、ニッチ層を狙った端末を手掛けていかないと市場に居場所を見つけられないほど、スマートフォンが難しい商品となったのも事実です。

マニアにとっては、一風変わった端末を手掛けてくれるだけで感謝感激ですが、実際には買い支えないといけませんね。

今週は、このあたりで、また来週。

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