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2019年10月第1週ゲームが遊び放題の「Play Pass」開始とAndroid 10(Go edition)発表

ゲームが遊び放題の「Play Pass」開始とAndroid 10(Go edition)を発表

今週は、以前からうわさがあったGoogle Play Passが開始され、Android 10に続いてAndroid 10(Go edition)の発表が行われました。

アプリ定額サービス「Google Play Pass」が開始

9月23日、Googleはアプリ定額サービスのGoogle Play Passを発表しました。

まずは、米国からの提供となりますが、他国向でもじきに提供予定とされています。

Google Play Passの価格は、初年度が月額1.99USドル、次年度以降が4.99USドルとなっており、10日間のトライアル期間が設けられています。対象タイトルは350以上で、広告の表示がなく、アプリ内課金もありません。また、毎月、新タイトルが追加されますが、Apple Arcadeのような独占タイトルはありません。

Play Passに登録するとPlayストアに、専用タブが追加されて、ここから対象タイトルが探せます。

以下は、プロモーション動画で紹介されているアプリで、日本のPlayストアでダウンロードできるアプリのリンクです。

対象アプリには、月額の数倍にもなる価格のアプリが含まれているので、お買い得度は高そうです。また、対象タイトルがゲームばかりかと思えば、実用アプリも含まれているところもApple Arcadeとは違います。

気になる開発者への利益分配方法ですが、Googleは明らかにしていません。

しかし、アプリの利用時間に応じて分配されると報じているニュースサイトもあります。また、対象タイトルの選定はGoogleが行いますが、参加はアプリ開発者側に決定権があります。

アプリの定額ダウンロードサービスは、日本のユーザーからすれば目新しさはありませんが、iアプリ全盛期と同じような流れを辿っていることに関しては、考え深いものがあります。

Android 10(Go edition)を発表

9月25日、GoogleはAndroid 10に続いて、これの軽量版となるGo editionを発表しました。

Android Goは、新興国を対象とする搭載メモリが1.5GB以下のエントリー端末向けのAndroidです。

主な改良として、Android 10(Go edition)ではメモリ効率を向上させて、Android 9(Go edition)と比較してアプリ切り替え速度が10%向上しています。

また、Googleの暗号化技術である「Adiantum」が導入されました。

これは、Android Goが搭載されるような低スペックの端末で使っても、パフォーマンスに与える影響を最低限に抑えることができるのと、追加のハードウェアを必要とせずCPUだけで処理できるところが特徴です。

AdiantumがAndroid 10(Go edition)に導入されたことで、これまでパフォーマンスの低下を理由に、ストレージの暗号化を行ってなかった端末でもストレージの暗号化が行われることなります。これで、通常のAndroidと同等のセキュリティレベルをGo editionでも確保することになり、より高いセキュリティレベルで端末が使えます。

Android Goのような安価なハードウェアに対しても、自社で開発した暗号化技術を搭載して、底上げしようとするところはGoogleらしい動きです。

今週は、このあたりで、また来週。

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