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2019年12月第3週Xiaomiが日本進出を果たす

Huawei、OPPOに続き、Xiaomiが12月9日に日本市場への進出を果たしました。

スマホの他、炊飯器、スーツケースを日本発売

12月9日、中国の北京に本社を置く総合家電メーカのXiaomiが、都内で製品発表会を開催しました。

Xiaomiの公式Twitterカウントが告知をツイートしていたので、これを見かけたひとも多いはずです。

発表会で、世界初となる1億800万画素のカメラを搭載したAndroidスマホ「Xiaomi Mi Note 10 / Note 10 Pro」やスマートバンドの「Xiaomi Mi Band 4」の他、Mi IH炊飯器、スーツケースやモバイルバッテリが日本市場に投入されることが発表されました。

Mi Note 10 / 10 Pro

Mi Note 10とMi Note 10 Proは、12月9日からAmazonで予約が開始されており、Mi Note 10が12月16日発売で5万8,080円(税込⁠⁠、Mi Note 10 Proが12月23日発売で7万1,280円(税込)です。当然、正規品なので技適マークが表示されます。

スペックは、無印のMi Note 10が6GBメモリ、128GBストレージ、Proが8GBメモリ、256GBストレージです。他は共通で、SoCはSnapdragon 730G、6.47インチ スクリーン(2,340×1080)AMOLED、バッテリ容量は5260mAhです。また、世界初の1億800万画素のイメージセンサーが搭載されています。OSは、カスタムAndroidのMIUI 11が搭載されます。

ハイエンドの「Mi 9T Pro」やディスプレイが端末の裏側まで回り込み⁠画面占有率180.6%⁠をウリにする「Mi MIX Alpha」は、残念ながら日本投入はありませんでした。

Mi Band 4

リストバンド型のフィットネストラッカー「Mi Band 4」は、0.95インチのAMOLEDディスプレイを搭載し、3,839円(税込)の低価格かつバッテリーが最大で20日程度持つのがウリです。12月9日からAmazonで予約が始まっており発売は12月23日です。

Amazonには、非正規品も含めて多数のMi Band 4が販売されています。紛らわしいので、国内正規品の購入を希望している場合は注意が必要です。

中国で販売されているMi Band 4は、NFCが搭載しており、これを使った決済「Mi Pay」に対応します。今回、国内で販売されるMi Band 4にはNFCは搭載されていませんが、国内でもNFC決済が始まっているので、どこかのタイミングで対応版が投入されれば面白い存在になるはずです。

Mi IH炊飯器

一時期は日本の炊飯器が、中国人観光客の買い物リストに必ず入っていましたが、今回は、中国メーカが日本人に向けて炊飯器を販売しようとしているので、よほどの自信作なのかもしれません。

Mi IH炊飯器は、Mi Homeアプリによる遠隔制御がセールスポイントですが、ホームページをみるとご飯の固さもアプリで調整できるようです。また、お米を炊くだけではなく、蒸し料理や煮込み料理もできます。価格は、1万998円(税込)で、年内にAmazonで販売が開始されます。

国内メーカの炊飯器もスマホと連携するものが一時期ありましたが、専用アプリだったためか使われることが少なかったのか現在は下火です。Mi IH炊飯器で使うMi Homeは、電球や空気清浄機なども統合して制御できるので、対応製品が増えてくれば、単体以上の魅力を持つことになりそうです。

Xiaomiスーツケース クラッシック/メタルキャリーオンスーツケース

家電以外に、機内持ち込み可能な20インチ(38L)のスーツケースも2種類発表されました。

クラッシックは、ポリカーボネイト製の3層複合耐圧構造で軽量かつ高い耐久性を持ちます。また、表面がハニカムドット模様で耐擦傷性が高く、傷が目立ちにくいのが特徴です。価格は8,789円(税込)です。

メタルのほうは、航空グレードのアルミニマグネシュウム合金のシェルを持ちます。

軽さや扱い易さではポリカーボネイト製に分売がありますが、見た目が良くてこれを選ぶ人も多いはずです。価格は1万9,690円(税込)です。たとえば、RIMOWAのスーツケースであれば10万円を確実に超えますが、RIMOWAのような手厚いサポートはなさそうです。

どちらも年内にAmazonで販売が開始されます。

Mi 18W 急速充電パワーバンク3

出力ポートとしてUSB A×2、入力ポートとしてUSB C×1、microUSB×1を備える10,000mAhのモバイルバッテリです。これも年内にAmazonで販売が開始されます。

テレビや空気清浄機の販売に期待

家電は、4K HDRに対応した「Mi TV」や空気清浄機の「Mi Air Purifier 2H」がグローバルで販売されています。これらのコスパに優れた製品も日本導入して、大陸の風を国内の家電市場に吹かせてほしいです。

今週は、このあたりで、また来週。

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