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2020年6月第3週手洗いの習慣が身に付くアプリ「Hand Wash」

今回は、感染症対策に有効とされる手洗いの習慣が身に付くアプリ「Hand Wash」をご紹介します。これは、Samsungのスマートウォッチで動作するアプリです。

スマートウォッチと言えば

本題の前に、Androidでスマートウォッチと言えば、Wear OS by Googleを搭載する端末です。Samsungは、それを採用せずにTizen OSを搭載しています。Tizen OS搭載のスマートウォッチの歴史は長く、2014年8月に発売された「Samsung Gear S」から、2019年8月に発売された「Galaxy Watch Active 2」まで使われています。

最新モデルのGalaxy Watch Active 2は、ステンレスケースのモデルが国内販売されています。ケースサイズは40mmと44mmで、シルバー、ゴールド、ブラックのカラーバリエーションがあります。海外では、より安価なアルミケースのモデルとLTEを内蔵したモデルも存在します。

Galaxy Watch Active 2は、ヘルスケアのためのトラッキングやスマホの通知の受信、音楽の再生など出来ることは、Wear OS by Googleを搭載するスマートウォッチと大差ありません。ただ、スマホのアプリをSamsung純正のメールやカレンダーで固めれば綿密な連携が行えます。筆者は、Galaxy Z Flipとの組み合わせで使っていますが、スマホとの連携には不満はありません。

手洗いを習慣化する「Hand Wash」

Galaxy Watch Active 2は、Apple Watchほど多くのアプリはありませんが、Hand Washは、時勢にあったユニークなアプリで、Galaxy Storeから無償でダウンロードできます。余談ですが、ウォッチフェイスは選びきれないほどの数があり、Galaxy Storeからダウンロードできるので、Apple Watchとは違う楽しみ方ができます。

手洗いは感染症対策に有効だと言われており、このアプリの使うことで手洗いが習慣化できます。これはSamsungが開発したアプリで、Gear S3からGalaxy Watch Active 2まで動作します。

Hand Washは、設定時間になると手洗いをするようにリマインドします。これだけではなく、手洗いの時間も確認できます。これは25秒で、実行するとカウントダウンしていき、ゼロになると手洗い終了です。

手洗いの時間は、WHOが推奨する20秒よりも5秒長くなっていますが、ハンドソープを手に出す時間として設定されています。所定時間が経過するとバイブレーションで終わりを知らせます。よって、スマートウォッチの画面を確認することなく、手洗いを終えるタイミングを知れます。

手洗いのリマインドは、任意のタイミングで設定できます。

筆者は、9時30分、11時30分、15時30分、17時30分と、2時間おきに手洗いをリマインドするように設定しています(昼食前に手洗いをするので合計5回です⁠⁠。指定のタイミングに手洗いができなくても、あとから自分の操作で手洗いが実行できます。手洗いの結果は、1週間であれば腕時計のアプリでグラフ表示されます。

スマートウォッチならではのアプリ

スマートウォッチは、行動の計測と記録やスマホの通知表示など、さまざまな役割を持つようになりました。紹介したHand Washのように、健康的な生活を送るための習慣を身につけるアプリは、スマートウォッチがスマホよりもさらに身近なコンピュータだからこそ意味があり「ならでは」です。この応用はいろいろ考えることができて、たとえば目を休めるために、定期的に休憩を促すアプリなども考えられそうです。

Hand Washは、非常に有益なアプリで無償で公開しているSamsungには敬服します。

ただ、スマホで動作している「S Health」に手洗いの結果が同期されないので、ひとつお願いが言えるならば同期機能が欲しいです。

今週は、このあたりで、また来週。

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