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2020年9月第2週まだブラウザですか?パスワード管理は専用アプリがオススメ

まだブラウザですか? パスワード管理は専用アプリがオススメ

Android界隈は、Android 11がリリースされるまで小休止状態なのか、大きな動きがないので、今回はパスワード管理について触れたいと思います。

オンラインサービスのログインIDとパスワードは、セキュリティ面を考慮してサービスごとにパスワードを変えていると覚えられないので、多くの人はWebブラウザに管理を任せているのではないでしょうか。

Google Chromeであれば、⁠設定」「パスワード」でパスワードの保存設定ができて、保存したパスワードで自動がログインできます。パスワードだけでなく、支払い情報や住所も保存できて自動が入力できます。また、Google Chromeを使うデバイス間では情報が同期もされます。PC版では「設定」「安全確認」で、パスワードが侵害されていないか確認できます。

Webブラウザには満足できない!

機能的には、Webブラウザのパスワード管理で十分ですが、保存されたパスワードを分類分けして整理する機能がなく、かゆい所に手が届いていない感はあります。また、Webブラウザ内蔵機能なので、アプリでパスワードを入力するときには使えません。他にもWebブラウザを使い分けていると、情報が点在するのもイマイチです。

ここで、パスワード管理アプリの出番です。

無料から有料までさまざまなアプリがありますが、有名どころの1Passwordは2.99USドル/月(年払い前提⁠⁠、LastPassは3USドル/月の有料サービスです。これらは、家族プランも用意されており、1Passwordが4.99USドル/月、LastPassが4USドル/月です。

ともに価格同様に機能も大差はなく、ブラウザー用のプラグイン提供、プラットフォームごとのクライアントアプリ提供、1GBの暗号化されたストレージが提供されています。LastPassは、フリーで使い続けられるプランが用意されており、こちらの方が導入の敷居は低いです。

筆者は、1Passwordを愛用しているので「有料アプリを使うメリットはあるのか?」と疑問を持つ方に筆者が感じているメリットを紹介します。

1Passwordを使うメリット

1Passwordは、使うWebブラウザやデバイスに縛られず、パスワードや支払い情報などが管理・保管できるのが唯一にして最大のメリットなので掘り下げていきます。

1Passwordは、専用アプリを使ってパスワードや支払い情報を管理します。

保存された情報は暗号化されたオンラインストレージに保存されて、1Passwordがインストールされたデバイスからアクセスできます。macOS、iOS、Windows、Android、Linux、ChromeOSに対応しており、インストール台数には制限がありません。

管理・保管できる情報は、パスワードだけでなく、クレジットカードや銀行口座、住所、ソフトウェアのライセンスなど多岐に渡ります。

Androidの場合は、自動入力サービスと組み合わせて使います。 これは、システムグローバルで動作するIDやパスワードなどの入力を支援する枠組みで、対応アプリを使えばキーボードから情報を入力する手間を省けます。

自動入力サービスを使うには「設定」アプリの「システム⁠⁠→⁠言語と入力⁠⁠→⁠自動入力サービス」「1Password」を選択します。これでWebブラウザでパスワードを管理している時と同じような使い勝手が実現できますし、アプリでIDやパスワードを入力する場面でも使えます。

1Passwordには、保管するパスワードを多角的に評価する機能があります。

パスワードの強度評価や同じパスワードを使っていないかチェックする機能は、古くから使っているパスワードを中心に評価して、低評価の場合は予防のために変更するのに使えます。パスワード漏洩しないように予防するのが第一ですが、侵害されたWebサイトをチェックする機能もあります。見つけた時には、パスワードを変更するなど、すぐ対処してください。

管理している情報をカテゴリ分けして表示するUIにもメリットを感じています。

自動入力サービスを使えば、パスワードは自動保存されて自動入力されるので、管理を意識しなくても良いように作られていますが、解約したオンラインサービスのアカウント情報を削除したり、永らく使っていないサービスのアカウントは、削除することがあるので、使いやすいUIがあるにこしたことはありません。

スマホやPCで、オンラインサービスを使わない日はありません。

専用ツールは専用なりに、配慮の行き届いた機能とUIを備えているので、支払う額以上のメリットが享受できます。筆者があげたメリットに共感できる部分があれば、ぜひとも使ってみてください。

今週は、このあたりで、また来週。

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