Android Weekly Topics

2021年3月第2週2021年の春先、Android界隈は少し静かな様子かも

そろそろ4月の声が聞こえる季節となり、新学期に向けて新製品が登場するころですが、今週は目立った動きがありません。今回は、少し古いニュースも含まれていますが、これまで取り上げてなかったニュースをピックアップします。

例年通りの運用、Android 12開発者向けプレビュー版を公開

毎年の流れと目立つアップデートがなかったので、取り上げるのを見送っていましたが、2月18日にAndroid 12の開発者プレビュー1(DP1)が公開されています。

開発者向けのリリースで、対応端末がPixel 3シリーズ以降になるのと、インストールには端末をフラッシュする必要があるのは例年どおりです。今後のスケジュールは、5月にはベータバージョンのリリースが行われて、8月の終わりには最終バージョンがリリースされる予定です。

開発計画は、順調に進んでいるように見えるので、5月のベータ版リリースではテストできる端末が増えて、秋にはAndroid 12を搭載したPixelが登場することになりそうです。昨年から、日頃の生活はさまざまな変化がありましたが、これは変わらない好例です。

Galaxyシリーズ、4年間のセキュリティアップデートを提供

Samsungは、2019年以降に発売したGalaxy Z, S, Note, A, M, XCover, Tabシリーズに対しては、毎月か四半期ごとにセキュリティアップデートを提供して、これを端末の発売から4年間継続すると発表しています。

Samsungは、ハイエンドのGalaxy S, Note, Zシリーズとミドルからローエンドを受け持つAシリーズの一部には、3世代のOSアップデートも保証しています。GoogleのPixelシリーズが最低3年間のアップデートを保証しているのと似ていますが、セキュリティーアップデートには言及していません。Samsungは、これへのスタンスを明確にしたことになります。

Galaxyシリーズは、もっとも早いPixelシリーズと比較すると半年遅れくらいでOSのアップデートが行われるので、最新OSをいち早く使える端末という意味では、Pixelシリーズの座は揺るぎません。Samsungの端末は国内では人気がありませんが、端末はよくできており、Android搭載の端末を開発する代表的なメーカーです。長期間、安心して使える端末が欲しいければ、Galaxyシリーズは間違いのない選択です。

混乱する?Fitbit Charge 4にSuica対応モデルが追加

3月4日、Fitbitはフィットネストラッカー「Charge 4」にSuica対応モデルを追加発売しています。

スマートウォッチでは、Apple WatchやGARMINの一部端末、wana3がSuicaに対応していますが、フィットネストラッカーとしては初のSuica対応となるはずです。

長時間着けても負担の少ないフィットネストラッカーで、健康管理をすることを好む方には、非接触決済サービスに対応した端末が欲しければ唯一の選択です。Suicaが使えることで、Fitbitのデバイスが健康管理のためだけでなく、毎日の生活でも手放せないものになります。

Suica対応は大変よろこばしいことですが、Suica非対応の既存モデルと見た目が変わらないのが気になります。ユーザー側で状況の把握が必要なので、ニュースを斜め読みして、自分が使う既存モデルでもSuicaが使えると勘違いする人が多く居そうです。たとえば、端末の外装にワンポイントでも変更があれば混乱しないと考えますが、大人の事情があるのかもしれません。

Fitbitは、年内には他のデバイスもSuicaに対応するとしています。

これも新たな端末で対応となるはずなので、秋頃にはFitbit Sense2の名前で登場するのかもしれません。Googleの買収後もFitbitは独立性は保証されていますが、新端末の発表会が新Pixelと同時であれば、これまで以上にセンセーショナルな登場となるのと、Googleの一部となった分かりやすいアピールの場となりそうです。

今週は、このあたりで、また来週。

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