始めてみませんか? ポッドキャスト
Clubhouseしかり、音声主体のコンテンツが盛り上がっています。
音声をメインとするコンテンツと言えば「ポッドキャスト」です。ポッドキャストがこの分野の代表と言っても過言ではありません。これは、AppleのiPadから始まったもので、すでに15年の歴史がありAndroidでも楽しめます。コンテンツは、気軽に楽しめるコメディータッチの内容から、専門性や趣味性の高い内容までプロ・アマ問わず多く配信されています。
平たく「インターネットラジオ」と言われることもあるポッドキャストは、多くのコンテンツがラジオ番組と似たような構成です。よって、日頃からラジオを楽しんでいたり、深夜ラジオを楽しんでいた過去をお持ちであれば、同じような感覚で楽しめるので違和感なく入っていけます。ラジオに馴染みがなくても、音声コンテンツは「ながら」で楽しめるコンテンツの王道です。テレワーク中に聴くのも良いかもしれません。
ポットキャストの聴き方
エピソードと呼ばれる音声ファイルを番組サイトからスマホにダウンロードして、これが再生できる音楽再生アプリを使って聴くのが最も原始的な聴き方です。しかし、これを手動でするのは面倒です。ポッドキャストアプリと言われるアプリは、新しいエピソードが公開されたら番組サイトから自動でダウンロードして、更新されたエピーソードを探しやすいようにカタログ化、その場ですぐに聴けるよに再生機能を持ちます。
こうしたアプリはいくつかありますが、Google純正では「Googleポッドキャスト」があります。無償アプリでPlayストアからダウンロードできるので気軽に試せます。ポッドキャストに馴染みがない方が、最初に試してみるアプリとしてオススメです。
ポッドキャストのために専用アプリを入れるのは敷居が高いと考える方には、Spotifyアプリはいかがでしょうか。これであれば音楽を聴き飽きた時に、アプリを切り替えることなくポッドキャストが楽しめます。また、近年はポッドキャストの配信にも力を入れており、これのカテゴリが作成されて番組が探しやすく楽しみやすくなっています。
「Pocket Casts」を愛用中
さて、筆者が使っているアプリと言えば、長らくPocket Castsというアプリを愛用しています。
2010年からあるアプリで、有償配布されていたので購入して使っていました。しかし、2019年9月に方針転換が行われて、アプリが無償化になり有償版で使えた機能がすべて使えるようになりました。
開発元は無償化の理由を「アプリを多くの人に無料で使ってもらえないと考えていたところで、パートナーの支援が得れたので実現できた」としています。よって、アプリ無償で使えるようになりましたが、日本語化されていないので少し敷居は高いかもしれません。
アプリ無償化にともない「Pocket Casts Plus」という有料サービスが開始されました。
年額であれば10.99USドル、月額ならば1.09USドルのサービスで、加入するとWebプレイヤーとデスクトップアプリが使えます。
サービスに加入していると、聴いている最中の再生位置や視聴済み情報、登録している番組などが先のWebアプリやデスクトップアプリと同期されます。筆者は、番組をPCで管理して、エピソードをスマホで聴く使い方が気に入っているのと、Pocket Castsの開発支援の意味も兼ねてサービスに加入しています。
Pocket Castsは、アプリに番組を登録するとカバーアートを使ってカタログ化します。登録番組に新しいエピソードが公開されていれば、先のカバーアートにバッチが付きます。更新された番組のエピソードは自動ダウンロードされて、内蔵のプレイヤーを使って聴きます。
Pocket Castsは、再生速度を0.5倍から2倍まで調整できる機能で有名になったアプリなので、速読のような感覚で少し早回して聴くこともできます。更新通知や番組のダウンロード、番組の再生速度調整などがバランス良く実装されており、ユーザインタフェースもクセがなくわかりやすいので、ぜひ試してほしいです。
次回は楽しみ方とオススメ番組を紹介
4月20日に行われたAppleの発表会で、ポッドキャストのサブスクリプションサービスの開始が発表されました。秀逸なコンテンツが増える可能性が広がるので、2021年はポッドキャストが新たなステージに進みそうです。
次回は、筆者のポッドキャストの楽しみ方やオススメの番組を紹介します。
今週は、このあたりで。次回はお休みで、また再来週。