愛車をND型ロードスターに買い替えたことで、Android Autoが使えるようになりました。これをキッカケに、移動中もスマホ内のコンテンツを楽しむ機会が増えてきました。
音楽がメインの使い方だけど……
よく使うのはApple Musicです。スマホで聴いていた楽曲を、移動中の車でも聴き続けられる体験には満足しています。これの音楽体験には不満ありません。しかし、使い勝手は不満があります。
マツダ車はマツダ コネクトの仕様で、タッチパネル操作を受け付けず、センターコンソールにあるコマンダースイッチで操作します。
手探りでも操作ができるので安全と考えることもできますが、タッチ操作前提のAndroid Autoを物理デバイスで間接的に操作するので、どう操作するとどう動くのか考えて操作することがありストレスを感じています。
慣れの問題で時間とともに解決される可能性はありますが、使い始めて1ヵ月を過ぎましたが、無理がある印象が拭えません。
他、前の車で使っていた「Yahoo!カーナビ」が使えないのも不満です。これは、日本製のアプリらしく案内が丁寧で、以前の車でも使っていたので引き続き使いたいと考えています。
Yahoo!カーナビ - ナビ、渋滞情報も地図も自動更新 - Google Play のアプリ
Yahoo!カーナビが使えないのは、Android Autoに対応しないためですが、対抗馬「カーナビタイム」は、GoogleがAndroid Autoでサードパーティ製アプリを解禁(2021年4月)した直後の2021年6月に対応しています。
カーナビタイム オフライン/オービス/渋滞情報/駐車場/ドライブレコーダー/Android Auto - Google Play のアプリ
Yahoo!カーナビの対応が遅れている理由はわかりません。Car Playには対応済なので時間の問題と思いますが、この場を借りて首を長くして待っているユーザがいるのをアピールしておきます。
UIはCar Playのようにリファインされる?
Android Autoのユーザインターフェースは、最新のデザイン言語「Material You」に従っておらず野暮ったさが残っています。
Googleもこれは課題と捉えているのか、古いニュースですが2022年1月31日にAndroid Policeが公開した「Android Auto's upcoming UI redesign is just looking more and more like Apple CarPlay」というタイトルで、Android AutoのユーザインタフェースがApple CarPlayに似たものにリファインされるという記事を公開しています。
Android Auto's upcoming UI redesign is just looking more and more like Apple CarPlay
記事では、新しいユーザインターフェースを「coolwalk」と呼んでおり、4件のスクリーンショットも公開しているのでみていきます。
従来どうり画面下に黒い帯があり、通知アイコンや起動中のアプリアイコンが表示されています。アンテナ強度のピクトアイコンやスマホもバッテリ残量も、黒い帯の右側に表示されるようになりました。小さな改良ですが、地図に余分な情報が重ならないので地図はクリーンな表示になりました。
わかりやすい変更はナビ画面が4:6くらいの比率で分割されて、左側に付加情報、右側に地図が表示されています。左側は、ナビ中も何らかの情報を表示するエリアとして使われるのかもしれません。スクリーンショットでは、角丸のウインドウに、気象情報と再生中のメディアが表示されています。
見た目からは、どのように働くかわかりませんが、ここをホーム画面のウィジェットのようにユーザがカスタマイズできれば面白そうです。また、ここに情報表示するアプリを開発できれば、移動ルート中に評価の高い飲食店を表示するなどが考えられそうです。
他、ボタンやオーバーラップするウインドウなど、ユーザインタフェースを構成するパーツ類は角丸で、Material Youのテイストが取り入れられていることが確認できます。これで見た目の野暮ったさは解消されそうです。
リリース時期不明で、現時点も新しいバージョンリリースのアナウンスはありません。5月11日から開催されるGoogle I/O 2022では「自動車向けAndroidの新機能」というセッションがあるので、何か動きがあるかもしれません。楽しみにしておきましょう。
Google I/O 2022 のセッションの詳細
今週は、このあたりで、また来週。