Google Driveの同期機能を概観する

Google Driveは、Google Docsやそのファイル管理に対する新しいWebサービスです。また、Dropboxのような、Webとローカルにあるファイルの同期機能がついたアプリケーションも提供されます。

詳細はGoogleのサイトをご覧いただきたいのですが、本稿ではもっとも気になる同期機能を概観してみます。

Google Driveとは?

Google Driveは、次の特徴を持っています。

  • 5GBのフリーディスクスペース(それ以上は有料)
  • アップロードしたファイルの検索(OCR)
  • PCのローカルフォルダとの同期
  • Android端末からのオンラインアクセス、ファイルアップロード(iOS向けは対応中)
  • GmailやGoogle+との連携

Google Driveを使えるようにする

現在、Google Driveは、Googleのアカウントをもっているユーザーに徐々に開放している段階です。早期に試したい方はGoogle Driveのページで通知申請をおこないましょう。

Google Driveが使えるようになると、該当のGmailアカウントに「Welcome to Google Drive」というタイトルのメールが届きます(Googleの言語環境が日本語の方は日本語でメールが届きます⁠⁠。このメールに記載された[Take me to Google Drive]ボタンをクリックすることで、Google Driveのホーム画面がWelcomeダイアログとともに表示されます。

画像

Welcomeダイアログの[Try Google Drive]ボタンを押しましょう。Google Driveのホーム画面が表示されます。画面上部の黒帯のGoogleのサービスメニューにDrive(ドライブ)が追加され、これまでのGoogle Docsを表示するためのDocuments(ドキュメント)のリンクがなくなっているのが見て取れます。その下の画面表示はこれまでのGoogle Docsとほぼ同じような画面になっていますね。

画像

同期機能を確かめる

気になる同期機能をチェックしてみましょう。画面中央にある[Download Google Drive for PC]ボタンを押します。Download Google Drive for Windowsというダイアログが表示されます。サービス規約を読んでから[Accept and Install]ボタンを押します。PC用のGoogle Drive(Sync)がダウンロードされます。

画像

ダウンロードしたgoogledrivesync.exeを実行してインストールします。インストールが完了すると完了報告ダイアログとPC版のGoogle Dive(サインイン画面)が起動します。

画像

PC版のGoogle Driveにサインインしてみましょう。簡単な機能紹介のダイアログの後に、同期(Sync)を始める旨のダイアログが表示されます。

画像 画像

ここで[Advanced setup]を指定することで、同期用のフォルダや同期オプションなどを設定できます。設定後、⁠Start Sync]ボタンを押しましょう。

画像

Google Drive専用のローカルフォルダが表示されます。少しすると、以前Google Docsで作成したファイルが同期されて表示されます。Google Docsで作成したファイル(Docsなど)のサイズは1KBですのでショートカットのようなものですね。アップロードしていたファイルはきちんと同期されています。Dropboxのような各ファイルを右クリックしたときに表示されるメニューは(現在のところは)ありません。

このGoogle Drive専用のフォルダに、フォルダやファイルを作成することで、Web上のGoogle Driveと同期されるようになります。なお、PC側のファイルを削除すると、WebのGoogle Drive上でも該当のファイルが削除されます。注意しましょう。

画像

また、Google Driveインストール後、通知領域にGoogle Driveが動作しているアイコンが表示されるようになります。同期しているときにはこのアイコンがやや明るくなります。

画像

さて、WebのGoogle Driveに戻ってみましょう。Google Drive上でフォルダを右クリックすると「Open folder」というメニューがあります。

これを選択すると、そのフォルダの共有画面に切り替わります。⁠Share]ボタンから公開範囲を設定し直すことで、一般公開用のフォルダの作成や、Googleアカウントさえあればフォルダを共有している人にファイルをアップロードしてもらうことも可能になっています。

画像

例えば、一般公開したフォルダは次のように表示されます。

画像

本稿ではGoogle Driveの同期機能をざっくりと概観してきましたが、簡単にファイルの同期が使えるようになっている印象を受けました。

Google Driveは、Androidアプリも提供されていますので、より便利に活用できそうです。

おすすめ記事

記事・ニュース一覧