皆さん手に入れましたか?
この原稿が公開されるころには、NTTドコモやauから、国内仕様のAndroidケータイが発売されているはずなので、端末を入手して堪能している方も多いはずです。端末を入手した皆さんは、国内でスマートフォンが普及期に入るセカンドステージのはじまりに立ち会っていることになります。この機会は、コンピュータ史にも残るだろう変革の時です。こうした機会に立ち会えることは滅多にないので、目一杯楽しんで未来を創っていきましょう。
さて、これまで3回に渡り、ホーム画面アプリをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?Androidマーケットには、紹介したアプリ以外にも多くのホーム画面アプリがあるので、マーケットアプリを使って好みのアプリを探し出して下さい。
ご紹介の順序が前後しましたが…
ご紹介の順番が前後しましたが、今回と次回に渡り、Androidマーケットにアクセスする「マーケット」アプリとさらに高機能な「AppBrain App Market」アプリをご紹介します。
Androidケータイを手にしている方でならば、マーケットアプリを使っていると思うので、説明が必要ないかもしれませんが、Androidマーケットは、Androidケータイ向けに開発された有償又は無償のアプリを配布するサービスで、マーケットアプリは、アプリのダウンロードからインストールまでを一手に引き受けています。Androidマーケットは、世界展開されているアプリ配信サービスで、Googleに開発者と登録すれば、誰でもアプリを公開できます。
ケータイでは、こうしたコンテンツ配信の仕組みは存在しませんが、ブラウザでキャリアの公式サイトへアクセスし、メニューを辿り、コンテンツプロバイダのサイトからアプリを入手していたのが、専用アプリを使って行うようになったと考えるのが一番わかりやすいはずです。
Androidマーケットの使い方
マーケットアプリを使うには、Googleのアカウントが必要です。
Androidマーケットを使わない理由はないので、アカウントをお持ちでない方は、この機会にGoogleアカウントを作成してください。
マーケットアプリの起動は、ドロイド君が斜めに顔を出しているショッピングバッグのアイコンをタップします。
アプリは画面上部にタイトル文字が表示され、その下に[アプリケーション]、[ゲーム]、[ダウンロード履歴]のボタンが並びます。このボタンをタップすると、カテゴリが一覧表示され、それをタップするとカテゴリ内に登録されているアプリが一覧表示されます。
アプリ一覧では、画面上部に[有料アプリケーション]、[無料アプリケーション]、[新着]のボタンが表示されます。それぞれ、一覧を有料アプリだけに絞り込む、無料アプリだけに絞り込む、新着アプリだけに絞り込む機能を持っています。
筆者がマーケットでアプリを探す場合は、この機能を使って、まずは、無料アプリで絞り込み気になるアプリがないか確認、次に新着、最後に有料といった順番で探しています。一覧には、星印でユーザレイティングが表示されているので、これも参考にすると良いでしょう。
一覧のアプリをタップすると、アプリの詳細説明が表示され、無料アプリであれば、画面下に[インストール]が、有料アプリであれば[購入]ボタンが表示されます。
無料アプリでは[インストール]をタップすると、アプリが端末リソースにアクセスしていることをユーザに確認するダイアログが表示されます。ここで[OK]をタップすると、アプリのダウンロードがはじまり、それが終わると端末へインストールが行われます。インストールが終了すると、通知エリアに、正常に終了したことをお知らせするメッセージが表示されます。
有料アプリでは[購入]をタップすると、Googleの決済システム「Google checkout」を使って決済の手続きを行い、その後、ダウンロード~インストールの流れになります。
欲しいアプリが決まっている場合は、検索機能を使うのが便利です。
画面上部の虫眼鏡アイコンをタップすると、検索キーワードの入力エリアが表示されるので、ここにアプリ名やキーワードを入力して検索を実行して、結果一覧から目的のアプリを探し出します。
マーケットアプリの不満点
マーケットアプリは、Googleらしく、シンプル・イズ・ベストな仕上がりで、上手くまとまっていますが、使い込むと不満に感じ部分も出てきます。たとえば、筆者の場合は、以下のような事柄に不満を感じています。
- 一覧のカテゴリを辿りアプリをブラウズしていく操作ですが、端末の小さな画面では、小窓から情報へアクセスしているようで、ストレスが溜まる
- 一覧のページが切り替わるごとに、通信が発生する。これが、速いとは言えない
- 検索した結果を、有料・無料アプリで、さらに絞り込むことができない
「AppBrain App Market」は、完璧にとは言い切れませんが、こうした不満を解決してくれるので、次回詳しく取り上げます。