Androidケータイの歩き方

第14回REGZA Phone T-01Cを1ヵ月使ってみて(4)

アップデートのその後は?

2月3日にREGZA Phoneのシステムアップデートが配信されてから、1週間以上が経過しました。筆者が問題と感じていた「スリープから復帰後の無線LANへの再接続できないことがある」「ときどき勝手に再起動することがある」といった現象は、これまで確認しておらず、アップデート前と比較すると非常に快適です。アップデートが原因と考えられる不具合にも遭遇していないので、非常に満足のいく結果です。

周辺機器は、どの程度使える?

2月10日には、au版のREGZA Phone IS04も発売になりました。

ドコモのREGZA Phone T-01Cと似た筐体なので、REGZA Phone向けのケースや周辺機器は更に充実するはずです。では、これまで使っていた周辺機器は、どの程度使えるのでしょうか?数多く試すことはできませんが、筆者が愛用している周辺機器を、REGZA Phoneで使えるか検証してみたので、今回はその状況をお届けします。

筆者が愛用している周辺機器は以下です。

  • 巻き取り式のUSBケーブル
  • USBミニ→USBマイクロ変換ケーブル
  • 外付けバッテリー
  • Bluetoothヘッドフォン
  • Bluetoothキーボード
すべて持ち歩いてはいないが、愛用している周辺機器
すべて持ち歩いてはいないが、愛用している周辺機器

順番に検証結果をご紹介して行きます。使えたものには○を、一部制限があるものには△を、使えないものには×を付けています。

○:USBケーブルと変換ケーブル

巻き取り式のUSBケーブルは、W-ZERO3用に六年前に購入、USBミニ→USBマイクロの変換ケーブルは、一年程前に購入したものです。これに関しては、お伝えする程でもないくらいですが、パソコンと接続して、データ転送や充電にと問題なく使えています。

○:外付けバッテリ

次に、外付けバッテリです。

iPhone用としてソフトバンクが販売されている「TV&バッテリー」で、iPhone 3G用に購入したものです。このバッテリは、W50xH85xD15ミリとクレジットカードと同じ程度のサイズで約80gなので、持ち運びにも苦になりません。

バッテリの出力は1AでREGZA Phoneでも問題なく充電できます。ただし、TV&バッテリーのバッテリ容量が1200mAh、REGZA Phoneのバッテリ容量が1300mAhなので満充電にはできません。それでも、REGZA Phoneの場合、一日使うには心もとないバッテリなので、持っていると安心できる存在です。

○:Bluetoothヘッドフォン

Bluetoothのヘッドフォンは、Philipsの「Tapster Bluetooth stereo headset」を愛用しています。このヘッドフォンは、ヘッド部分に静電式のタッチパネルがあり、その部分を軽く触れるだけで、再生・停止、早送りや巻き戻しが行えます。

REGZA Phoneで使うためには[設定][ワイヤレス設定][Bluetooth]をチェックしてBluetoothをオンにします。次に[Bluetooth設定]をタップして[Bluetooth端末]にリストアップされている[Philips Tapster]をタップしてペアリングを行います。ヘッドフォンが使えるようになるまでは少し時間がかかりますが、ヘッドフォンが持っているすべての機能が使え、問題なく使うことができます。

△:Bluetoothキーボード

Bluetoothキーボードは、ロジクールの「diNovo Mini」を所有しています。

小型キーボードで、切り替えスイッチで変更できるキーボードモードとリモコンモードを備えており、リモコンモードの時は円形のキーパッドでマウスカーソルを操作できるのが特徴です。

さて、このキーボードですが、結論から言うと、使えるのですが、少しコツが必要なのと難があります。まずは、Bluetoothヘッドフォンと同じ要領でペアリングを行います。REGZA Phoneに、パスキーを入力画面が表示されるので、画面のパスキーを入力します。また、同じパスキーをキーボードからも入力して、エンターキーを押しペアリングを行います。パスキーの入力がREGZA Phone側だけだと「ペア設定がLogitech diNovo Miniに拒否されました」と表示されてペアリングできないので注意が必要です。

ペアリングに失敗すると、注意のダイアログが表示される
ペアリングに失敗すると、注意のダイアログが表示される

使えるとは言え、Androidケータイ用ではないので、最低限の文字が入力できる程度にしか使えません。たとえば、日本語入力の切り替えもタッチパネルを使う必要がありますし、キーボードの再生・停止等、反応しないキーもあります。面白いのが、リモコンモードにすると画面上にマウスカーソルが表示されて、それで操作ができます。できると言ってもタップ程度なので、本格的な利用には向きません。

外付けキーボードが欲しい場合は、対応状況を確認して専用品を選択した方が無難です。

高い互換性

Bluetoothキーボードを除けば、どれも問題なく使うことができました。

とくにUSBの接続ケーブルは、随分前に購入したものですが、いまだ使い回しができるので、高い互換性に驚くと同時に財布に優しいことを感謝するばかりです。iPhoneは専用なので、こうはいかず買い揃える必要があります。こうした所もAndroidケータイならではです。

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