待ちに待ったアップデート!
待ちに待ったのは筆者だけではないはずです。
5月18日から、REGZA Phone T-01CのAndroid 2.2へのアップデートが提供開始となりました。筆者は、ハードの不可解な動きに頭を悩ませていたので、早々にアップデートを行いました。原稿執筆時点では、アップデートから1週間程度しか経過していないので、使い込めていませんが、1回だけ不可解な再起動に遭遇した以外は、不具合らしい事柄には遭遇しておらず、使っていたアプリも問題なく動作しています(原稿執筆時点で、60時間程度連続稼働しています)。
また、Wi-Fiの接続が一度切れると、何度か繰り返さないと再接続できなかった問題もすっかり陰を潜めています(それでも、接続には時間がかかりますが、我慢できない程ではありません)。
同じハードでも、違う端末のように体感速度が違うので、Android 2.2で実装されたJITとメモリ管理の改善が、これほどの効果があるのかと驚いています。
動作速度以外では、表示フォントにモトヤフォントが搭載されたのはトピックです。
標準フォントと比較すると、若干太めのフォントデザインですが、視認性が向上したと感じているのと、このフォントのおかげで、少し野暮ったいAndroid OSのUIが若干ソフトになったように感じます。
駆動時間の評価はマチマチか?
アップデート前は、満充電でも一晩放置するとバッテリの残量がわずかと言うことが何度かありましたが、アップデート後は、そうしたケースに遭遇していないので、バッテリの駆動時間が改善されたのか?と感じていたのですが、Twitterなどでは、バッテリの消費が激しくなった報告する人も居ます。使っているアプリで結果は変わるのと、余り時間が経過していないので、いずれも確かな評価ではないと考えています。筆者は、悪化した印象はありませんが、ユーザの皆さんはいかがでしょうか?
2種類のケースを試すが、使わず
この6ヵ月で、REGZA Phone T-01C用に2種類のケースを購入しました。
最初に購入したはレイ・アウト製のシリコンジャケットです。このケースは、結構な厚みがあり装着すると本体が一回り大きくなり、取り回ししづらくなるのと、静電気が原因と思われるホコリ汚れが酷く、毛足の長い洋服を着て持ち運ぶと糸くずだらけになるのが嫌で使うのを止めてしまいました。
次に購入したのが、RASTA BANANA製のポリカーボネート製のハードケースです。このケースはシリコンジャケットのように、糸くず汚れに悩まされることはなかったのですが、このケースを購入した後くらいから、付属の卓上ホルダを使って充電するようになりました。REGZA Phone T-01Cにケースを装着した状態では、卓上ホルダに乗らないので、充電の度にケースを取り外していたのですが、直に面倒になりケースを装着しない状態で使うようになりました。ケースを付けないと、本体のラバーコーティングが剥がれないか心配になりますが、いまのところは角が剥がれることもなく使えています。
卓上ホルダが便利!
一昔前のPDAは、本体を購入すると必ずと言っても良いくらい、クレイドルが付きましたが、いつの頃からかUSBケーブルが取って変わるようになりました。そのクレイドルは、パソコンとの同期と充電に使えましたが、REGZA Phone T-01Cのクレイドル(卓上ホルダ)は充電専用です。
本体下にあるマイクロUSBのフタを空け、ケーブルを差し込んで充電することを思えば、置くだけで充電できる卓上ホルダは非常に便利です。充電は、毎日のことなので、この便利さを知ると止められません。ケースの話でも触れましたが、卓上ホルダのためにケースを装着するのを止めているほどです。
非常に便利な卓上ホルダですが、もう一工夫欲しい部分もあります。たとえば、ACアダプタはケータイで使っていたものを使うことになります。多くのユーザがケータイのACアダプタを所有しているはずなので悪くはないと思いますが、汎用のUSBコネクタにして、USB ACアダプタを使うようにした方が、周辺機器の使い回しができて良かったのでは?と感じています。また、先でも触れたように充電機能しか持ちません。これにUSBコネクタが付き、卓上ホルダに置くとパソコンと接続されて、USBストレージとして認識されるような機能を持っていれば、さらに利用範囲は広がったように思います。
もし、次期モデルでも卓上ホルダを検討しているのであれば、オプション品でも良いので、こうした製品を検討して頂ければと思います。
まずはひと区切り
合計3回にわたり、6ヵ月間使ったREGZA Phone T-01Cの使用レポートをお届けしました。
Android 2.2へのアップデートが提供されなければ、レポートは苦言ばかりになっていたかもしれません。また、発売当初からAndroid 2.2の状態で登場していれば、今ごろはまったく異なる勢力図になっていたかもと想像すると惜しい気はします。
今回のアップデートで、メインのAndroidケータイとして現役で使えると考えているので、次回は、1年後の使用感をお届けできればと考えています。