Android 4.0.3へ更新しました
情報源がainol社からのアナウンスではなく、某巨大掲示板からですが、Novo 7 Paladin用のAndroid 4.0.3のファームウェアが公開されているので、手持ちの端末を最新のファームウェアへ更新しました。
Android 4.0.3へアップデート
Android 4.0.3に更新して気づいたのは、スクロール時のギクシャク感がなくなり、ヌルヌルとスクロールするようになったことです。画面切り替えやタスク切り替えも同様で、ギクシャク感がなくなりました。ビデオドライバに改善が加えられたのかわかりませんが、チューニングが行われているようで、さらに気持ち良く動くようになっています。
Googleのサービスはどれだけ使える?
Androidケータイをお使いの方は、Googleのサービスを愛用されている方が多いはずです。
筆者もGmailやGoogleカレンダーを愛用しているおり、欠かすことができないサービスとなっています。そこで、Novo 7 Paladinで、Google純正アプリから、Googleのサービスが使えるのか検証してみます。Googleが抱えるすべてのサービスは検証できないので、対象は以下としました。
Gmail
Googleカレンダー
Google+
Googleリーダー
Googleマップ
Gmailは使えるのか?
Novo 7 Paladinには、Gmailクライアントがプリインストールされているので、アカウントの設定を行えば使えます。ただ、プリインストールされているアプリが少し古いもので、筆者が使っているアプリのバージョンは2.3となっています。
Gmailのバージョンは2.3
同じ、Android 4.0.3が動作するNexus Sでは、バージョンが4.0.3となっているので、Android 4.0向けに最適化されていないものになります。古いバージョンでも、何の支障もなく使えますが、Android 4.0に最適化された最新版が使えないのは残念です。
Googleカレンダーは使えるのか?
Gmailクライアント同様に、クライアントアプリがプリインストールされています。
バージョンを確認すると4.0.3となっているので、Android 4.0に最適化されたアプリです。
アプリを起動すると、Googleアカウント追加の画面が表示されます。初期設定だろうと思い、手持ちのアカウントでログインしようとすると、そのアカウントは使われているとメッセージが表示されてログインできません。
何度か試してみるも、結果は同じで、カレンダーアプリを使うことができません。
システムのアカウントと同期には、Googleアカウントが登録済みで、同期対象にはGmailが追加されているので、なぜ、カレンダーが追加されないのか不思議です。唯一気になるのは、Gmailアプリは古いので、何か互換性のない情報を書き込んでいるのかもしれないと言うことくらいですが、これは推測なので真相はわかりません。
Calendar Padやジョルテなど、Googleカレンダー対応を謳うアプリを試してみましたが、いずれもアカウントの設定ができないと、Googleカレンダーとの同期ができず、予定を表示できません。唯一の救いは、GoogleカレンダーはWebサービスなので、Webブラウザから使えることです。
Google+は使えるのか?
Google+は、公式のクライアントアプリをAndroidマーケットからダウンロードできません。
Google+は、すべての機能が使える外部APIを公開していないので、サードベンダーのアプリにも期待できません。これも、Googleカレンダー同様に、ブラウザでサイトにアクセスして使う方法しかありません。
Googleリーダーは使えるのか?
Googleリーダーの公式クライアントアプリは、Androidマーケットからダウンロードできます。
クライアントアプリがダウンロードできるので「これは使えるのかも?」と期待はしたのですが、インストール後の初期設定画面でGoogleリーダーを利用するアカウントを選択すると「Unfortunately, Android System has stopped.」と画面にメッセージが表示されて使えません。Googleカレンダーと同じで、古いバージョンのGmailを使っているからかもしれませんが、これも真相はわかりません。残念ですが、これもWebサービスを使うことになります。
Googleマップ
使えないアプリの話ばかりが続きましたが、Googleマップは、クライアントアプリがプリインストールされており問題なく使えます。筆者が使っているバージョンは6.2.0で、ユーザインタフェースは、Android 4.0に最適化されたものです。
GoogleマップはAndroid 4.0に最適化されている。ただ、本体にGPSが搭載されていない……
ただ、使えると書いたものの、Novo 7 Paladinには、GPSが搭載されておらず無線LANから位置を割り出して結果を表示します。正確な位置情報を取得できないので、用途は限られるかもしれませんが、行き先を事前に確認したりする場合など、活用範囲は色々と考えられるはずです。
次回も続きます
今回は、Googleのサービスが使えるアプリにスポットを当てましたが、次回は、TwitterやFacebook等のGoogle以外のサービスにスポットを当てて、Novo 7 Paladinで使えるのか検証してみます。