Dropbox同様、Documents To Goもこのジャンルでは老舗のアプリで、古くはPalm OSやWindows Mobileで使うことができました。Documents To Goは、閲覧のみが可能な無償バージョンと、編集ができる有償バージョンが存在します。編集ができるバージョンは『Documents To Go Full Version Key』という名前で、Playストアで配布されており1,199円で販売されています。月額の価格ではなく買い取り価格なので、WordやExcelのファイルを編集したいという場合は、許容できる金額ではないかと思います。今回は、編集可能なバージョンを前提にご紹介を進めます。
Documents To Goのインストールと初期設定
いつものように、Playストアアプリを起動して、「documents to go」をキーワードにして検索を行います。検索結果の先頭に、緑、赤、青の四角が重なったアイコンで「Documents To Go 3.0 Main App」と表示されているはずなので、それをクリックしてインストールを行います。編集可能なバージョンを入手する場合は、「Documents To Go Full Version Key」も一緒にダウンロードしてインストールします。初期設定の必要はないので早速使ってみます。
DropboxからWordファイルを開いて編集する
Dropbox経由で同期したWordファイルを編集する場合は、Dropboxアプリを起動して、Wordファイルが保存されているフォルダへ移動します。編集したいファイルをタップすると、ファイルのダウンロードが始まり、終了するとDocuments To GoのWordアプリが起動して、ファイルの編集が可能になります。ファイルを保存をしてDropboxに戻ると、そのファイルが同期の対象となります。この時点で、お使いの端末がネットに接続されていれば、何の操作もすることなくパソコン側のDropboxと同期が行われます。これまで、メール添付で端末に転送すると言った方法を取っていたのであれば、それが馬鹿げたことに思えてくる程、簡単で便利に使えます。
重要ファイルは、パスワードを付ける癖を付ける
重要情報や機密情報を含んだWordファイルを、端末で閲覧・編集するといった運用は、データ流出のリスクを避けるために、できる限り避けるべきだと筆者は考えていますが、そうもいかない場合もあるはずです。そんな場合は、WordやExcelのファイルにパスワードを設定した上で、Dropbox経由で端末と同期するように心がけてください。これは、絶対的な方法にはなりませんが、もしもの場合に有効な方法となるはずです。肝腎のDocuments To Goですが、パスワード付きのファイルを扱うことができるので、こうした運用をしても難なくこなすことができます。
今回は、Documents To Goの編集機能については触れませんでしたが、別の機会を設けて取り上げます。