「次は何をするんだっけ?」
脳は記憶の装置だと思われがちですが、
未来にやりたいと思っていることは、
こうしたToDoリストはふだん多くの人が作っていると思いますが、
ToDoリスト
おつかいで買い物をするときのメモや、
でもだからこそ、
- 1.そのタスクは本当に実行できますか?
-
実行することが可能なタスクと、
単に気になっていているだけの心配事とをちゃんと区別しているでしょうか? たとえば自分の健康が気になっている人がToDoリストに 「健康を気にする」 と書いたところで、 それは果たして何を実行するのかを明らかにしていません。 もっと実際的な例だと
「プロジェクトAを行なう」 とToDoリストに書いていたとしても、 実際に 「何を」 「どのように」 実行するのかがわからなければ、 リストに加えていたとしてもストレスが増えるだけです。 ToDoリストのタスクは、
近い将来自分が 「どこで」 「何を」 行なうのかという、 目に浮かべることができるアクションである方が有効になります。
- 2.そのタスクは完了しますか?
-
実行することができたとしても、
それを完了させることができないのなら、 ToDoリストに入れる意味はありません。たとえば職場にいるのに 「家の電球を変える」 というタスクがあっても無意味です。ToDoリストはGTDで言う 「コンテキスト」、 あるいは場面ごとにまとめておく必要があるのです。 また不思議なことですが、
本当に完了できないタスクが書き込まれてしまうこともよくあります。たとえば 「ギターであの曲をマスターする」 というタスクは物理的に実行できるタスクですが、 その曲をマスターできるかどうかは現在のあなたのスキルや練習量などとも関係していますので、 実行したとしてもすぐにToDoリストのその項目を消せるとは限りません。 思ったよりもその曲が難しかったりすると、
いつまでもそのタスクに縛られて足踏みをしてしまい、 次の作業に移ることができないという状態が生まれます。 現実的には
「あの曲を30分練習する」 という具合に現実の行動を制御してゆく発想をしたほうが、 タスクの 「開かずの踏切」 化を防ぐことが可能になります。
- 3.それは本当にやるべきことですか?
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ToDoにそのタスクを書き込んだ時には
「ああ、 これをやらなきゃ!」 という熱い思いを持っていたのに、 いざ実行する段階ではもはや意味を持たなくなってしまっていることがよくあります。 私はよく書店で
「この本が読みたい!」 と、 いくつもの本の題名を 「要チェック」 という言葉とともにToDoに書き込んでいますが、 あとで見返してみるとそれは 「やらなくてはいけないこと」 ではなく 「やりたいと思っていたこと」、 つまりは単なるあこがれのリストで、 本当に 「今」 必要なこととかけ離れてしまっていることがよくあります。 ToDoリストにも常にダイエットが必要です。実行する必要がなくなったタスク、
今実行することに意味がないタスクは、 たとえリストに書いてあったとしてもすぐに消してしまうようにクセをつけましょう。タスクを実行する前に消せるなら、 それは実行する以上に効率的なのです。
効果的に書かれたToDoリストは目標向けてのステップを明らかにしてくれます。それは引き寄せたいと考えている未来を手元に置いておくという意味で、
Not To Doリスト
上述した
Not To Doは
たとえば私のNot To Doリストの中には
前者は、
後者はいわば行動ポリシーで、
このルールが書かれていないと
実際には急に入った会議の連絡を無視することはできないことが多いでしょうけれども、
制限することで、
Doingリスト
先日仕事でアメリカのとある研究所を訪れた際に、
この方は決してコンピュータの操作が稲妻のように速いわけではないのですが、
コンピュータの高機能化とともに多くのアプリケーションを同時に立ち上げて、
たとえばウェブを使ってAについての資料を集めていたと思ったら、
Doingリストは基本的にはToDoリストを何も変わらないのですが、
Doingリストの使い方は以下のようにまとめられます。
- リストのなかにかかれていること以外はやってはいけない
- 作業の途中で
「割り込み」 のタスクが生じたら、 それはリストの最後に付け加える - タスクがちゃんと完了しなくても、
「次に何をするか」 をリストに書き加え、 とにかく先に進む
Doingリストの効用は今やっていることに対して集中力を高めることにありますが、
「今やっていること」
リストは未来に向けたレーダー
3つのリストの受け持ちを一つの図であらわすと次のような感じになると思います。中心に
達成したいと思っている目標に対して並んでいる踏み石がToDoリストで、
ToDoリストとDoingリストの違いがよくわからないと思われるかもしれませんが、
目標地点に向かって大まかな航路を決めたいときにはレーダーで障害がないか調べます。これがToDoリストです。それに対して
43FoldersのMerlin Mannはライフハックとは私たちの脳の
ここに示した3種類のリストは基本形に過ぎませんので、
それでは次回まで、
今回の記事の作成には以下の記事を参考にしました。あわせてお読みください。