今回は、無料英語学習サイトiKnow!にある学習アプリケーションのひとつ「Dictation」ディクテーションの使い方、また筆者の体験などをご紹介したいと思います。
Dictationアプリの特徴そして効能は?
iKnow!サイトに限らず英語学習者なら、聴いた英語を書き取る「ディクテーション学習」が、リスニングの力を伸ばすのに効果的だというのはご存知だと思います。別にiKnow!サイトを使わなくても、ネイティブが発音する音声素材があり、書き取った英文をチェックできる、英文トランスクリプトがあればできるものです。問題は、自分のレベルに合った教材で、その学習を継続して続けることができるかどうかです。筆者も多くの学習者のように、そのディクテーション学習をやり始めてはすぐ続かなくなり、いつの間にかやめてしまうということを繰り返してきました。
iKnow!サイトに提供されているDictationアプリは、学習者がそれぞれのレベルで学習を継続できるよう工夫されています。
その特徴は以下のようなものです。
- 学習アプリiKnow!との連携(iKnow!で学習した同じ例文が出題)
- おまかせ学習管理(学習履歴をカレンダー形式で表示)
- 軽快なアプリケーションの操作性
- 楽しいイメージ画像で楽しさ倍増
- スキルレベル、Dictation学習完了のスコアでやる気倍増
そして次のような効能があります。
iKnow!アプリで覚えた単語・フレーズをより深く記憶定着
英語のリスニング力の向上
文章の構成を理解する力の向上
タイピング技術の向上
気分爽快!ストレス解消!
学習アプリケーションDictationにチャレンジ!
それでは具体的に、このDictationアプリの使い方を紹介していきます。iKnow!サイトで、マイページのメインタブを選んだときに表示される、マイコース一覧画面から、希望コースの学習アプリ項目にある、Dictationボタンをクリックすると、Dictationアプリが別ウインドウで立ち上がります。
また、目的のコース画面を表示している状態で、学習アプリのアイコンの中より、Dictationアイコンをクリックすることでも起動します。
カレンダー付きで便利に学習をマネージメント
起動したDictationアプリの初期画面は、このコースを学習するあなたの学習履歴、スケジュールを管理してくれる画面です。
画面の左側から解説します。
現在学習しているコース名
- このコースでのスキルレベル・累積学習時間
- このコースのレベル
- 学習開始日
- コース進度 ○○% グラフ表示
- 達成率別のアイテム数
画面右上には次の要素があります。
- ご意見・ご要望(サポートへの連絡はここから送信)
- 設定(音声のボリューム、背景のカスタマイズ,アプリケーションのパフォーマンス選択)
また右中央の画面には、次の要素があります。
- 学習アドバイスのメッセージ
- 学習履歴を表示するカレンダー
その下には次の要素があります。
このスタートボタンをクリックしてください。エンターキーを押しても始めることができます。
いよいよDictation開始!軽快なタイプ音で気分爽快!
Dictation学習画面の左側に表示されているのは次のようなものです。
- このレッスンの学習経過時間
- このレッスンの進度 ○○%とグラフ
- アイテム記憶定着率
- ヒント表示のキーボードショートカットキー[Ctrl]+[<]
- 音声の再生のキーボードショートカットキー[Ctrl]+[>]
Dictation学習画面では、最初に10問ほどの単語・フレーズ穴埋めの問題が出題されます。iKnow!アプリで学習したときに出題されたときと例文と、そのイメージ画像が表示されます。まずは簡単なコースをiKnow!アプリで学習してから、このDictationアプリに挑戦すると、気分良く軽快にできるでしょう。筆者はiKnow!アプリで学習せず、先にこのDictationアプリにすっかりハマってしまい、沢山のコースをDictation完了してしまいました。しかし、難しいコースでは思うようにDictationできず、やっぱりiKnow!で、先に地道に学習するべきと考え、最近ではiKnow!をやってからDictationをするようにしています。
全文Dictationは手ごわい、でも楽しい!
穴埋めの出題が終わると、同じ例文の全文Dictation出題モードに変わります。このモードでは、例文のヒントになるイメージ画像が表示されなくなり難易度がより増します。過去に何度も学習した例文でも、全文を聴き取り、ミスタイプなしにDictationするのは至難の業です。しかもDictationスキル判定には、正確さだけでなく、問題を解くスピードも考慮されますので、少しでも速くタイプすることが必要です。
最初は簡単なコースで気分良く、このDictationアプリに挑戦したほうがいいかもしれません。精神を集中してネイティブスピーカーの音声を瞬時に聴き取り、正確にすばやくタイプできた時は、なんともいえない爽快感です。マウスで画面の音声再生アイコンやヒントアイコンを押すこともできますが、ぜひキーボードショートカットキー[Ctrl]+[<]と[Ctrl]+[>]をマスターしてください。また私の友人は、Dictation学習の時に毎回、ネイティブスピーカーの音声を声を出してリピートするそうです。とてもいい方法だと思います。
すべてのアイテムの全文Dictationをクリアすると、そのレッスンは終了し、Dictation結果画面が表示されます。各アイテムの例文一覧と、間違いの数が表示されます。また画面左側には、今回のレッスンのスコアも表示されます。このスコアは出題文章の難易度、Dictationの正確さ、速度などが総合的に判断され、毎回表示されます。この数字の結果に一喜一憂しながらDictationすると、よりスリルあるDictation学習ができます。どうしても他の学習者のスコアも気になると思いますが、こればかりは長年鍛えた英語のリスニング力、タイピング力がものをいいますので、なかなか自分の現在の実力以上のスコアは望めません。開き直って地道にやるほかありません。
Dictationのハマりすぎに注意!
筆者はパソコン教室の講師という仕事がら、タイピングはそれなりに得意とし、また好きでもあります。小・中学生から大人まで、正しいタイピングの指導もしています。このDictationアプリに挑戦する前に、基礎的なタイピング技術を、タイピング練習ソフトやサイトで練習したほうがいいかもしれません。よりこのDictationアプリの楽しさが増すと思います。
昨年の10月にiKnow!サイトに入会して、2ヶ月ほどでiKnow!でのDictationアプリの面白さにすっかり魅了されました。朝起きて仕事の前にDictation、仕事の合い間にDictation、お昼休みの時間にDictation、仕事終わってDictation、ついつい夜更かしして、寝る間も惜しんでDictation、まるでゲームにハマった若者のようでした。どんどん増えるDictation完了の数字、またそのランキングも表示され、友人の数字も励みになり、ますますハマりました。
でもやっぱりやりすぎはいけません。11月最初の頃には指先がだるくなり、それでもiKnow!でDictationをやり続けてたもんですから、ついには仕事に支障がでるほどで、タイピングするたびに指先が痛くなってしまいました。腱鞘炎です。しかたなく1週間休み、それでも良くならないので、結局2週間ぐらいDictationを自粛しました。それ以来、いくらDictationしたくてもほどほどに、ちょっと指先がだるくなってきたら休むというペースを守っています。
iKnow!のDictationなら楽しく続けられる!
私のiKnow!フレンドにも、このDictationに夢中になった人が何人もいます。またユーザーランキングに載っている人達は、きっとすっかりiKnow!のDictationアプリのとりこになっていることでしょう。私も何十年という英語学習歴の中で、Dictation学習の重要性はわかってはいても、これほど夢中になり、継続できたことはありません。まだまだチャレンジしていないコースはたくさんありますし、このiKnow!サイトでのDictationは、私にはとても楽しくて、仕事などのストレスの解消にも役立っています。ついでに英語のリスニング強化にもなるという、一石二鳥の素晴らしいツールです。
昨年10月にDictationをしている模様をビデオに撮り、YouTubeに公開しています。
次回はiKnow!サイトの新しいアプリケーションBrainSpeed、ポッドキャスト、iKnow!モバイル版などをご紹介したいと思っています。