3月中旬にiKnow!サイト内に、いくつかの表示方法の変更、そして新しいチャンネル・コースが追加されました。最終回の今回は新設のコースをご紹介し、また今後のiKnow!への期待なども書いてみたいと思います。
学習履歴をグラフで表示
iKnow!サイトでマイページメニューを選び、メインタブを選択するとマイコースの表示が「iKnow!」「Dictation」「BrainSpeed」の3つのタブで表示されるようになりました。「iKnow!」タブを選択すると、マイコースの一覧と、各コースの進捗具合を表す横棒グラフが表示されます。
学習予定から遅れているコースは、「!」マークで表示されるようになりました。
また画面の右側にはiKnow!の学習中アイテム数、学習完了アイテム数を表したバッジが表示され、学習しているコース全体の、学習量を表す縦棒グラフが新設されました。
このグラフがなかなかよく出来ていて、学習時間、学習中アイテム数、学習完了アイテム数が過去7日、過去28日と、いくつもの表示ができるようになっています。またグラフの棒にカーソルを合わすと、日にちと数字が吹き出し表示されます。この辺の細かいアイデア、デザインがiKnow!らしくて楽しいです。
新チャンネル「ビジュアル辞典チャンネル」登場!
嬉しいことに、新しいチャンネル「ビジュアル辞典チャンネル」が新設されました。このチャンネルのチャンネルオーナーは、iKnow!Teamでコンテンツ開発をされてるxakyさんです。彼は、私がiKnow!にユーザー登録してすぐにフレンドリクエストしてくれた人で、とてもフレンドリーで、また日記などでも「動物しりとり」を提案したり、好きなアニメレポートをされたりと、我々ユーザーと一緒になって楽しくiKnow!で活躍されてるスタッフです。そのxakyさんらしく楽しい動物の3コースが発表されています。
他のチャンネルのコースよりも、ここのチャンネルのコースは、アイテム数が各50までと少なく、例文も比較的シンプルなので、Coreチャンネルの基礎英語のコースと同じく、英語学習初心者、iKnow!の新しいユーザーには最適のところです。チャンネルのブログによりますと、動物の次は「食べ物関連のコース」などが登場し、その後もコースが増えると書かれていますのでとても楽しみです。
動物の写真が可愛い!学習していて楽しい!
ビジュアル辞典チャンネルの最初のコース、「陸上の動物」コースを少しレポートしてみたいと思います。ユーザーの皆さんがチャンネルのディスカッションで絶賛されていますが、何といっても各アイテム、例文の写真が素晴らしくとても印象的です。これなら子供さんでもiKnow!を楽しめるかも。親子で一緒にやるのもいいでしょうね。このコースで印象に残った写真をいつくかご紹介します。
覚えにくい単語もiKnow!なら覚えられる!
「陸上の動物」コースで出てくるのは、ほぼどれも知ってる単語なんですが、時々とんでもなく難しいのも出てきます。カバ「hippopotamus」は発音もつづりも難しく苦戦しました。でも苦戦しただけ記憶には残りました。アリクイが「anteater」というのも初めて知りました。「ant」蟻、「eater」食べる人、これならもう忘れないでしょう。ディスカッションのところにもどなたか書かれていましたが「sheep」は単数、複数ともsheepなんですね。例文で複数扱いになっていますが単語はsheepです。学習しながらこのような発見ができ、ディスカッションでネイティブスピーカーのチャンネルオーナーに、質問や感想が書けるのもiKnow!サイトの楽しみでもあります。
ビジネス英語チャンネルにも新コースが登場!
3月に入ってビジネス英語チャンネルに、3つの新しいコースが追加されています。
- オフィスでの英語フレーズコース
- ファイナンス専門英語コース
- 企業会計専門英語コース
ファイナンスと企業会計のコースはかなり専門的で、上級者向けのコースのようですが、オフィスでの英語フレーズコースは、オフィスシーンで頻繁に使われるフレーズを学習するコースということで、仕事で英語を使う機会がある人はもちろん、TOEICの受験をされる人にも最適なコースでしょう。
また前にも紹介しましたがこのチャンネルのオーナーであるロッシェルさんが書かれているチャンネルブログの最近の記事も必見です。
ロッシェルさんの最近のブログ記事タイトル
- 異文化コミュニケーション 3/5
- 早く返事が欲しいとき 3/11
- 日本人が間違いやすい表現 3/18
- 「頑張って」の伝え方 3/26
- 新しいビジネス英語コース 3/28
- グローバル経営技術リーダーシップ育成プログラム 3/29
- 「ハイテク」とは? 3/31
各記事には、ユーザーからのコメントや質問などもたくさん書かれていて、どの記事も、読んでいてとてもためになります。
進化しつづけるiKnow! これからも楽しみ!
今年に入ってから、BrainSpeedという新しい学習アプリケーションもリリースされ、今回紹介しましたように、新しいチャンネル・コースも追加されています。IT関連、英語学習関連の雑誌、Webサイトでは、頻繁にiKnow!紹介の記事も目にします。それでもまだiKnow!を知らない人は私の周りにもいっぱいいます。少しでも英語に興味のある人には「iKnow!いいよ」とすすめてるんですけどね。
私の期待する今後のiKnow!
iKnow!サイトの運営会社説明のところに、今後のiKnow!のサービス展開が予想できる下記のようなことが書かれています。
ユーザー自身がコンテンツをカスタマイズしたり、好きなテーマで自由にコースを開講できるといった、さらなる「ユーザー参加型」サービスの充実を目指します。
とても楽しみです。私が期待するのは、発音認識の機能が開発されることです。iKnow!で単語やフレーズのネイティブの声を学習者がリピートしたり、問題に口頭で解答することができ、その発音を瞬時にiKnow!が認識して「OK」や「ダメ!」などと判断してくれたりすると、楽しくてスピーキングの練習にとてもいいと思います。
また、iKnow!サイトの姉妹版で他の外国語を学習するための「iKnow!スペイン語」や、「iKnow!フランス語」などもできると面白いかもしれません。アプリケーションやノウハウ、アイテム画像などは、すでに大量にあるので、あとは英語の部分を他の外国語に変更して、ネイティブスピーカーの音声も変更すれば可能では、と思うのですが、他の外国語は学習者の数が桁違いに少ないので、実現は難しいかもしれませんね。
もうひとつ希望は、ぜひ子供向けのiKnow!Kids を作って欲しいです。もちろん今と同じiKnow!サイト内でもいいです。ごく簡単な単語で、例文ももっともっと簡単なものにして、楽しく英単語や基本構文をマスターできるようにすると、爆発的に人気がでると思います。iKnow!のCoreチャンネル・基礎英語のコースなどを、私の経営しているパソコン教室に習いにきている小学生、中学生に試しにやってもらうのですが、ちょっと難しいみたいで、何度もやりたいとは言ってくれません。もう少し簡単なコースがあれば、きっと彼らはでの英語学習が好きになると思います。
今回がこの連載の最後です。慣れないこの連載の執筆が始まってから、なぜだか私のiKnow!での学習は極端に減りました。でもこの連載がきっかけでiKnow!で、新しいフレンドも増えました。またiKnow!のdictationに夢中になった昨年のように、初心に戻ってiKnow!サイトで、学習や、他のユーザーとのコミュニケーションを楽しみながら継続していきたいと思います。読んでいただきました皆さん、どうもありがとうございました。