こんにちは、スマレジの山本です。年賀状は大晦日まで書かないタイプです。
ぼくはFacebookで地元の同級生や親戚ともつながっているので、いよいよ年賀状いらないんじゃないかと思ったりしてしまうのですが、さて今回は、そんなFacebookで商品が販売できるサービス(いわゆるFコマース)の「fbcart」をご紹介します。
Facebook上でネットショップが構築できるfbcart
fbcartは、Facebook上でオンラインショップが無料で簡単に設置できるサービスです。
初期費用や月額利用料が無料な上に、売上の手数料も不要(カード決済の手数料は必要です)ですから、完全無料ですね。一般的なショッピングモールやECサイトではないため、トップページのようなものはありません。Facebook上のタイムラインに商品が表示されるため、テレビショッピング的に紹介する感じに近いです。
fbcart全店舗共通のfbcartマイページというものがあり、お客さんはマイページに情報を登録しておけば、2回目以降の購入では、決済情報や住所の入力を省くことができます。
fbcartの運営会社であるBRISPADの青根一誠さん、水田晃司さんにお話をお伺いしました。
どんな商材が多いですか?
2011年12月のサービス開始当初は在庫処分などに利用する使い方が多かったのですが、いまは平均的にいろいろな商品があります。具体的にはリンゴなどの食品、アパレル、自転車、時計などなど。あとイベントのチケットのような無形商品も出品可能です。
傾向としては希少性の高いものや1点モノ、趣味系が売れやすいですね。逆にアパレルさんは売れにくいようです。
出品するには?
出品は以下の流れになります。
- fbcartのFacebookページへ行き、まずはいいね!を押しましょう(笑
- fbcartのページから、fbcart利用登録を押す。
- 利用規約に同意し、ショップを追加する。
- お店と個人情報の設定をする。
- 商品を登録して出品する。
基本的には登録無料、出品無料、決済無料。
クレジットカード決済を利用する場合は、管理画面からfbcart Paymentという決済サービスに申し込めるようになっています(手数料4.5%、処理料20円、月額2,500円)。PayPalも使えます。
出品したら、Facebookで自分の商品紹介の書き込みをしてお客さんを誘導しましょう。
また、埋め込みコード機能があるので、ブログなどの外部サイトに埋め込むことができます。もはやFacebook関係ないです。
うまく売るコツはありますか?
Facebookページに1,000いいね!がつくよりも、100いいね!程度のショップのほうがうまく売上を伸ばしていますね。
たとえば、週末に「今週もお疲れさまでした!良い週末を!」的な、ショップ運営者がお客さんと積極的にコミュニケーションをとることって Facebookビジネス活用の1つだと思うのですが、Fコマースの場合は、そういうコンテンツよりも、詳細な商品情報を流してあげた方が効果的ですね。
希少性の高いものや趣味系が売れやすい訳ですから、ニッチな商品情報を提供することが売上に繋がります。
ユニークな機能
fbcartならではの機能がいろいろあります。
①いいね!割
いいね!してくれたら10%OFFが実装されているため、簡単にいいね割を実施できます。
②「電話して聞く」ボタン
fbcart購入者の6割はスマホなのですが、スマホの場合は「電話して聞く」ボタンが設置できます。商品のことをショップに直接電話して確認できるようになっています。
③Facebook友達へ贈る(ギフト機能)
複数人でFacebook友達へメッセージ付きで商品をプレゼントすることができる機能です。
さて、今回は BRISPADさんにお会いしてお話を聞きましたが、ものすごく自由に・楽しそうに話していただき、アイデア溢れるオリジナル機能は非常に好感が持てました。ショップの方々の要望をしっかりと取り入れつつも、「いかに楽しく売上を伸ばすか?」という観点は大変参考になりました。
Fコマースが下火だという話しもありますが、fbcart面白いですよ!ぜひ試してみては如何でしょうか