「銀聯カード」ご存知ですか?
なんと読むのでしょう? 「ぎんれん」と読むそうです。ロゴは街でよく見かけますよね。
スマレジの商談時も、よく「銀聯に対応していますか?」と聞かれます。今回はそれに回答したいと思います。
銀聯カードって?
VISAやMasterCard、JCBなどクレジットカードブランドのロゴっぽいので、クレジットカードかと思います。しかし実際は、中国の銀行が発行するデビッドカードのブランドだそうです。
デビッドカードって?
じゃ、デビッドカードって何よ? という話ですが、Wikipediaによると
顧客が預金口座を持つ金融機関が発行し、口座とオンラインで連動しており、店舗で買い物をする際に提示すると代金が口座から引き落とされる。原則的に引き落としは即時で、口座に残高が無ければ使用できない
Wikipedia「デビットカード」より
ということなので「(銀行の)キャッシュカードでそのままお買い物ができるカード」という表現がもっとも簡潔でしょうか。
日本で発行されている銀聯カード
日本でも日本人向けに銀聯カードが発行されています。その場合は、デビットではなくクレジットです。つまりクレジットカードを利用するのとほぼ同じ感覚で利用できるようです。利用する際に、6桁の暗証番号と署名の両方が必要であることが特徴。
僕は銀聯カードを興味本位で1枚持っています。MUFG(三菱UFJニコス)が提供している銀聯カードです。クレジットカード申込みの際に、ついでに申し込みました。でも、日本で使ったことはありません。クレジットカードで十分事足りるからでしょう。中国に出張や観光で頻繁に行く人にはきっと便利なんでしょうね。
お店で銀聯カードを使えるようにするには?
ご自分のお店が、中国人観光客が多くご来店される立地だったりすれば、ぜひとも銀聯カードが利用できるようにしておきたいですよね。
たとえば、決済代行会社のゼウスさんの場合、VISA/MasterCard を申し込む際に、銀聯も同時に申し込むことができます。ですから、手続きはクレジットカードの申込みとほぼ同じと考えて良いでしょう。
決済手数料や月額費用などは、クレジットカードと同じ条件となるようですから、銀聯だけが別途店舗負担費用が増えるということはありません。
銀聯カードの決済は、スマレジのようにiPadのイヤホンジャックに挿すタイプのクレジットカードリーダーでは対応できません。そこで、前回ご協力いただいた株式会社ゼウスが提供している「VEGA5000」というCAT端末を設置することで決済が可能になります。
フライトシステム社のペイメント・マイスターの場合は「Incredist」という端末を設置します。
というわけで、スマレジで銀聯を扱う場合は、
①ゼウス社連携の場合
スマレジ以外に別途CAT端末が必要で、スマレジと端末は非連動となります。
②フライトシステム社連携の場合
Incredistという端末が必要で、スマレジとIncredistは連動します。
両者それぞれ特徴があるので、用途に応じてうまく選択してください。
後半はスマレジの宣伝っぽくなりました。すみません! ではまた
- 取材協力:
- 株式会社ゼウス 清田泰利さん