決済会議

第15回WebPay導入、最初の一歩

こんにちは、スマレジの山本です。今回は主に開発者向けのお話しです。

ネットショップやWebのサービス、モバイルアプリを作って運営するときに、お客さんに課金する手段としてカード決済がよく使われますよね。

今回ご紹介するWebPayは、そのカード決済部分を、すごく簡単に作れるサービスです。

WebPayを提供するウェブペイ株式会社は2014年2月25日に1億円超の資金調達を実施。また、ヤフーが2014年春に競合となるサービスを開始することが発表され、非常に注目度が高くなっている分野です。

WebPayってなに?

前述のとおり、WebPayはウェブサイトやモバイルアプリにクレジットカード決済機能を簡単に組み込めるサービスです。

WebPayの仕組み
WebPayの仕組み

具体的には、Curl、Ruby、PHP、Java、PythonのAPIが用意されているので、それぞれのライブラリをインポートして実行すればOK、という機能です。

どんなことができるの?

WebPayで用意されているのは、主に以下の機能です。

課金
  • 課金
  • 課金情報の取得
  • 課金の払い戻し
  • 仮売上の実売上化
顧客
  • 顧客情報の登録
  • 顧客情報の取得
  • 顧客情報の更新
  • 顧客情報の削除

入力情報が間違っていた場合はエラー等も返されるので、お客様がカード情報を間違って入力した場合のチェック等も簡単に実装できます。

サービス提供者が、お客さまのカード情報を保持しなくてよいのは便利ですね。カード情報や課金情報はWebPay側で保持してくれるので、定期購入サービスなども作りやすいと思います。

どうすれば使えるようになるの?

Webサイトからユーザ登録(無料)すれば、テスト環境が使えるようになるそうです。テスト環境の利用は無料とのことなので、実装するための費用は不要ですね。

実際にカード決済をしたい(本番として使いたい)場合は、本番環境用のAPIキーを申請します。審査を通過したのちに本番環境へのアクセスが許可されます。

費用は、初期費用無料、月額固定費用無料。

取引手数料として、決済額の3.4%%+1回30円(税別)が徴収されます。

決済したお金は、毎月末締め翌月末振込。振込額は、売上高からWebPayの取引手数料、振込手数料を差し引いた金額が指定の口座に振り込まれます。

Yahoo!ウォレット FastPay

ヤフーからも、同様のサービスが開始されるそうです。

こちらも同様に「数行のコードで決済が可能」になるようです。

WebPayのブログでは、競合ですが、歓迎します!とのこと。

FastPayのほうはまだリリースしていないようですが、競合が誕生し、よりサービスが充実されてゆくといいなと思います。どちらも今後が楽しみですね。

月額固定費用がないのは、サービスをスタートしやすい。そしてカード手数料が低めの設定ですし、Visa,Masterだけでなく、JCBやAmex、Dinersも使えるとのことで、非常に便利なサービスではないでしょうか。

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