こんにちは、
さて今年最後の記事は、
- Wallets
- http://
wallets. jp/
Walletsの使い方
①お店はWallets管理ページにログインし、
このQRコードをお客さんに提示します。スマートフォンでも利用可能です。
②お客さんはアプリを立ち上げ、
③金額が表示されるので、
お店としてはQRコードを表示するだけ。あとはお客さんがそれを専用アプリで読み取って、
※お客さんが支払ったかどうかの情報は、
シンプルですね
さて、
山本:ウォレッツのコンセプトって?
地引氏:たとえばランチに行く際、
財布や携帯、 鍵など、 いくつか細かな物を持って外出していますが、 それを “手ぶら” で行けたら良いなという思いがまず1つあります。 - もう1つは、
たとえばポイントカードやスタンプカードについても、 現金やクレジットカードとは別に財布のどこかに収納していて、 場合によっては作ったけどどこかに行ってしまったとか、 必要な時に財布の中に入ってなかったなどの不便さもあり、 また支払いの際にその両方を出さなくちゃいけないっていうのも煩雑で面倒臭いですよね。実はお支払い時はお店よりもお客さんのほうが忙しいのです。 -
そういった、
消費者から見てちょっと嫌だなと思うことを解決したいという点と、 お店側の観点から見て、 自分達の会員さんである事を認識したい、 このお客さんはどのくらい買い物をしているのか? といった事を、 しっかり把握したいという点。その両者のニーズを今までよりももっと簡単に満たすようにしたいと考えています。 山本:では、
具体的には、 -
①手ぶらの実現
クレジットカードの情報が、
スマホのアプリに登録してあって、 そのアプリで決済が出来る。従って、 クレジットカードとか現金が無くても、 端末とアプリがあれば決済が出来るようになる。そして今後は各店が発行するポイントカードなども提示することなくアプリ内でシンプルに整理されるようになる。 -
②お店の顧客管理
お店の人は、
今後誰がどのくらいの頻度で買っているのか? という情報が比較的簡単に得られるようになっていく。 という感じですね。
地引氏:そうですね。ポイントカードの部分はこれから開発をしてゆいたいと考えています。
基本的には、
購買情報に 「誰が?」 というアカウントがしっかり紐付いてさえいれば、 カード情報やポイントカード、 スタンプカードの情報が自然と連携する世界が出来ますよね! という考え方です。 そしてそれらは、
「カード」 と 「リーダー」 でやりとりしなくとも、 電子データとして存在すれば実現できますから、 アプリ1つで完結でき、 “手ぶら” が実現しますよね。 山本:お店のオーナーさん観点からだと、
アプリにカード情報が入ったりとか、 お店側でカード情報を保持しなければならない場合、 不安があると思います。 地引氏:アプリにはカード番号は一切入っていません。また、
お店の管理画面にもカード番号は保持していません。登録してもらうための画面は用意しますが保持せず、 IDに紐付いている決済センターでカード番号に変換しますので、 カード番号は判別用の下四桁以外、 サービス内にはどこにも持っていません。すべて決済センター側に保管しています。アプリにもお店にもカード情報がありません。逆に言うと情報通信するための通信環境が必須になります。 山本:あと、
クレジットカードの決済を導入する場合って、 VISA・ マスターと契約して、 JCBだったらJCBと契約して、 決済端末を買って準備する必要があるんですけど、 その辺の手続きというのはどういうふうになりますか? 地引氏:まず加盟店審査の申し込みに関しては、
当社の用意しているフォームに情報を入力してもらいます。3営業日以内に審査結果をお返しします。従って紙の手続きは発生しません。またそこに対して費用はかかりません。専用の端末を用意していただく必要もありませんので、 お店に、 たとえばタブレットが一個あれば運用が可能です。 山本:じゃあ初期費用はほとんどかかりませんね。
地引氏:そうですね。タブレットやノートPCがあれば、
初期費用はかかりませんね。 山本:どういったところでの利用を想定されていますか? また、
どういったところでこのサービスの利用が広がりそうですか? 地引氏:サービス業や訪問販売の形態は完全にマッチすると思います。あとは小売店さんや飲食店さんですね。
極端な話 レジが要りませんから、
機動性の高さが有利になるところでの導入がもっともわかりやすいですね。 山本:従来のレジを通じた支払いとは、
概念としてかなり違うなと思います。そういう新しい決済の手段が広がることで、 世の中はどう変わっていくのでしょう? 地引氏:将来的な構想であり、
詳しくは言えませんが、 接客のあり方を変えていきたいと思っています。最近ではビーコンが使われていますが、 単純に通知するだけじゃなくて、 もう一歩突っ込んで利用することで接客の質がもっと上がると考えています。 - 今は単純に決済を処理するだけのビジネスではありますが、
消費者とお店側のコミュニケーションツールとしてのサービス充実が極めて重要だと思います。 山本:ちょっと大きな話になりますが、
コンピュータやインターネットを使って、 従来の紙幣や硬貨が何かに置き換わっていくと考えられます。その過程として、 おサイフケータイだったり、 いろんなものが登場してきました。今後も長い期間の変遷のなかで、 試行錯誤が色んな会社によって行われてると思います。実際のイノベーションというか、 普及するようなタイミングって、 いつごろだと思われますか? 地引氏:どこにゴールをおくかどうかによって回答が異なりますね。もう既に始まってるっていう話でもありますね。
たとえば株。昔は発行された紙の株券を証券会社を通じて売買していましたが、
今は皆ネット上で売買することがもうあたりまえになっています。送金も、 まだ日本においては送金の規制っていうのは結構ありますけど、 銀行口座を通じて3万円送ることって、 実際に現金を書留で送付しませんよね。もう結構前からこうしたことは実現・ 普及しています。流れとしてはもう完全にできてるんじゃないですかね。 情報の取り扱いには気をつけながらも、
もっともっと利便性の高い支払いの仕組みをつくっていきたいと思っています。
貴重なご意見ありがとうございました!