ケータイで24時間Life Hacks! ~今こそ使い倒したいツール・サービス活用術

第6回バッテリーハック

今回はケータイからメールサービスを便利に利用する方法を紹介する予定でしたが、テーマを変更し、ケータイを利用する上で必須となる、バッテリーの運用に関する工夫を紹介します。

モバイル機器にとってバッテリーは命綱

最も基本的な事ですが、ケータイのバッテリーが切れてしまうと、スケジューラなどの各種のサービスだけでなく、通話・メールと言った基本機能まで、ケータイのほぼ全ての機能(おサイフケータイ機能などは緊急用の電源を確保するので利用可)が使えませんので、電池を切らさない工夫が必要です。

いざスケジュールを確認しようと思ったら、ケータイが充電切れ…。でも駅や自動販売機のコンセントを勝手に使うと、窃盗罪で逮捕されちゃう!ああどうしよう!?という事が起こらないように、電池切れを防ぐ方法を紹介します。

解決策1.卓上ホルダを使って、着席と同時に充電する癖をつける。

費用○(1,000円前後で入手可能。)
汎用性×(機種ごとに卓上ホルダが必要となるため汎用性は低い。)
手軽度○(机においた卓上ホルダに設置するだけで簡単に充電可能。)
携帯性×(持ち運びには向かない。)
写真1:筆者が利用している卓上ホルダ
写真1:筆者が利用している卓上ホルダ

端末の充電コネクタを取り外して、ケーブルと接続する。というのは簡単ですが意外に手間がかかるため、ついつい充電するのを忘れてしまったり、サボりがちになりますが、卓上ホルダがあればケータイを卓上ホルダにセットするだけで充電できるため、最も簡単でオススメな方法です。卓上ホルダは約1,000円前後で購入する事が出来ます。

卓上ホルダは機種ごとにほとんど互換性が無く、機種変更と同時に卓上ホルダも買い換えなければならず、汎用性が低い点がデメリットとなります。

解決策2.緊急用の充電器を持ち歩く。

費用△(乾電池タイプは1,000円前後、エネループのバッテリーは5,000円前後。)
汎用性○(充電コネクタが統一されていれば、端末は問わない。⁠
手軽度×(充電池の携帯と充電池自体への充電が必要。)
携帯性△(充電池 + 充電器、ケーブルが必要となる。)

外出中などで電源が切れそうになった時のために、乾電池経由でケータイの電源を充電できる製品が各社から発売されています。

乾電池経由で充電できる最大のメリットは『電源となる乾電池の確保が容易』という点です。後述のバッテリータイプの充電器は、内蔵されているバッテリーを充電しておく事が必要ですが、乾電池であればコンビニなどで入手する事が用意な上、必要に応じて電池の数を増やす事で長時間の充電も可能です。

乾電池は、緊急時でも電源の確保が容易ではありますが、常時運用を行う場合はバッテリータイプの製品の方がコストパフォーマンスが高いため、乾電池による充電は緊急時の充電方法としてオススメです。

乾電池タイプ以外にもリチウムイオンバッテリーを搭載した、FOMA 補助充電アダプタ 01などが発売されています。こちらは充電して繰り返し利用が可能なため、長い目で見るとコストパフォーマンスが良いです。

写真2:筆者が利用しているエネループと
USBケーブル
写真2:筆者が利用しているエネループとUSBケーブル

ケータイだけでなく、様々なモバイル機器を充電するためにはUSBポート経由で充電が可能な、エネループ KBC-L2Sなどのバッテリーがオススメです。

その他面白い製品としては、携帯電話のストラップとして太陽電池で蓄電するバッテリーが、『ストラップヤ』より発売されています。実用性はさておき、太陽電池でケータイが充電できる。というのはとてもユニークですので、興味のある方はお試し下さい。

解決策3.予備の電池パックを持ち歩く。

費用△(2,000円前後)
汎用性×(シリーズで一部共通のバッテリはあるが、基本的には互換性がないため汎用性は低い。)
手軽度○(電池パックは各キャリアショップで販売しており、電池パックの交換だけで利用可能)
携帯性○(電池パックは小型で携帯しやすい⁠

前述の方法はそれぞれ『充電』してバッテリー切れを防ぐ方法ですが、充電では電源を賄えないような電力消費を伴う利用方法(ケータイを使ったデモなどを連続して行う場合)は、電池パックそのものを取替える事で解決する方法もあります。

電池パックは各キャリアから純正のものが販売されており、価格はおおむね2,000円前後です。各キャリアのショップや、家電量販店などで販売されています。

充電方式の機器よりも荷物がコンパクトに済むのでカバンの中身を整理しやすい、予備電池パックの充電が十分であれば、フル充電状態で利用を再開する事が出来る点がメリットですが、複数の機種での使いまわしなどは効かないため、それぞれの機種ごとに用意しなければならない点で、汎用性が高くありません。

利用方法や機器に応じた使いこなし

日頃から複数台のケータイを持ち歩く筆者は、電源が切れると外部との連絡で一番困る端末やお気に入りの端末のみ卓上ホルダや予備の電池パックを揃えて、その他の端末は、外部バッテリーによる充電でカバーしています。

外部バッテリーについては、以前は乾電池タイプの充電器を持ち歩いていましたが、携帯電話に乾電池式の充電器を直接接続すると、充電しながらの操作がしにくい、充電しながらカバンに出し入れがとてもしにくい。という点から、充電式のエネループにUSBケーブルを挿して充電する方法に切り替えをしています。

今回はケータイを中心にしたバッテリー切れを防ぐ方法を紹介しました。実際に皆さんが持ち歩く機器の数や、許容できるコスト、利用形態に応じたバッテリーの運用を行うための参考になれば幸いです。

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