第76回　みどり色のおっさん

先日、「⁠秋葉原三丁目」という名前なのに恵比寿で行われるクラブイベントの告知ページを作らせていただきました。

※黄色くないとは言い切れない黄色さを誇るイベントページ

キービジュアルを作るために、最近還暦を迎えたおっさんを使い、小学生や中学生の格好をさせたり、わざわざプロのメイクさんを雇っておっさんを緑色に塗ってスタンドにしたりと望まれてもいないのにおっさんに無理矢理童心を楽しんでもらうような撮影を行いました。

おっさんは終始文句のひとつも言わずに僕達の悪ふざけに付き合ってくれて、格好のよろしいポーズを連発してくれていたのですが、撮影場所の空調があまりよくなかったので撮影後に確認したすべての写真の乳首がピンピンに立っておりました。

60歳とは思えないおっ立ち具合。吸いやすそうとすら思いました。

一刻も早く国は押せ押せの観光名所にすべき。

というわけで、なんだかんだで参加者全員が楽しく撮影を終えたのですが、後日メモリカードに残されていた記念撮影のおっさんの表情を見て、ひょっとしたら彼は楽しんでいたのではなく、悲しんでいたのではないか、そんな風に思いました。