こんにちは。第3回目の今回は、「生活あれこれ その弐」をお送りします。
家を探す!
渡米後、銀行口座を開設、車の購入、SSN(ソーシャルセキュリティナンバー)とカリフォルニアの運転免許証を取得した我ら夫婦。続いてのミッションは家探しです。
アメリカで家を探すといったって、勝手がまったくわかりません。日本にいたころは、不動産屋さんを訪れて家賃や間取りなどの希望を伝えて探していましたが、アメリカではどうするのでしょうか。
アメリカにも不動産屋さんがあるようですが、わたしたちは今回不動産屋さんのドアを叩きませんでした。
ではどうしたか。
まず住みたい地域の目星を付けました。この時のポイントは、たとえば会社が近いとか、買い物が便利とか、駅が近いなどなど。それから、お子さんがいらっしゃるご家庭では学校(学区)も考慮に入れられると良いと思います。わたしたちの場合は、以前3ヵ月間シリコンバレーに滞在したことがありまして、その時の印象や、周囲のアドバイス、シリコンバレー在住の方のブログなどを参考にして住みたい地域を決めました。
続いてインターネットの出番です。地域、部屋数、家賃の希望などの条件を指定し、相場や物件などをチェックしました。これと並行して、車で住みたい地域をまわってみました。Webで見つけた物件の外観や周囲の雰囲気を見つつ、またその他の物件も探しました。住人を募集している物件には、表に「For Rent」や「Now leasing」などの看板が出ていますのですぐにそれとわかると思います。気になる物件はメモしておいて、家に帰ってからWebで評判などを調べたりしました。
ちなみに、わたしたちが参考にしたサイトは下記の通りです。
まだまだいろいろなサイトがありますので、探してみてくださいね。他には、新聞や賃貸情報誌などで情報を集める方法や、不動産屋さんに連絡を取る方法もあると思います。
絞り込み完了、さぁ、物件チェック
そのうちにだんだんと物件が絞られてきましたので、実際に物件の内部を見せてもらうことに。大家さんやLeasing Officeという管理事務所を訪れ、住むところを探している旨を伝えると、アパートの場合は、いつから入居したいのかとか、部屋の数などの希望を聞かれます。戸建ての場合はちょっと変わってくるかと思いますが、入居希望日などを聞かれるのではないでしょうか。
わたしたちは今回の家探しでは、途中から戸建ての物件を探すのをやめました。というのは、メンテナンスや大家さんとのやりとりを英語でやりきる自信がなかったからです。しばらくはアパートに住んでみて、アメリカ生活に慣れたら戸建ても考えてみようかという話をになりました。
ちょっと日本と異なる間取り表記
さて、先ほどご紹介したサイトなどで家探しをしていると気が付くことですが、たとえば日本では「2DK」「3LDK」などと表記するところ、こちらでは「2Bed/1Bath」「2Bed/2Bath」のように寝室とバスルームの数で表されます。バスルームはトイレとお風呂がセットになっています。1人1風呂だなんて、なんだか贅沢な気がしてしまいました。この辺りはご家族の構成などで決められるのが良いかと思います。
家探しでわたしが気付いたこと
その他気が付いたことをいくつかお話しします。
良い学区の地域は治安も良い
まず先ほどお子さんがいらっしゃるご家庭では学区も考慮に入れたほうが良いとお話ししましたが、お子さんがいらっしゃらなくても学区を参考にされることをオススメします。
わたしたちは子どものいない夫婦ですが、やはり学区は一応ですがチェックしました。というのも、一般的に良い学区の地域は治安が良いといわれているからです。シリコンバレーにも危険な地域がないわけではありませんし、怖いニュースが報道されることもあります。住む場所を考える際の1つの目安とされると良いかと思います。Webで家探しをしていると、「良い学区の地域」イコール「治安が良い」イコール「家賃が高い」ということにも気が付かれるかと思いますよ。
自家用洗濯機はあまりない?
それから洗濯機! アメリカのアパート、とくに古いものになると、洗濯機&乾燥機が各部屋ごとに設置されていないことが多いです。現にわたしたちが今住んでいるアパートにもありません。その代わり、フロアごとにランドリールームが設置れていますので、同じ階の住人と共同で使っています。どうしても部屋の中に洗濯機&乾燥機が必要な方は、確認してくださいね。
アパートの契約では、大量の書類を読みました。いわゆる賃貸契約書なのですが、それぞれのページに「読んだらサインをするように」という指示が書かれていました。見慣れない英単語を辞書で引きながら、どうしてもわからないものはオフィスの担当者に説明してもらいながら読破しました。当たり前のことですが、契約書には大切なことが書かれています。必ず目をとおしましょう。
ガスや水道、電気などの公共料金はアパートの契約時に同時に手続きをすることができたのですが、今やわたしたちの生活必需品となっているインターネットについてはプロバイダーを探して別途加入しました。生活スタイルやプランなどと合わせて選択されると良いと思います。
日本からの荷物を待つ
5月末にアメリカにやってきたわたしたちですが、やっと住み処が決まり引っ越しをしたのは7月上旬でした。移ってきたときはまだ日本で見送った船便が届いていなかったので、それまで家具なしで生活することになってしまいました。
布団すらなかったので、空気を入れて使うタイプの簡易ベッドとベッド用品一式を購入。また近くに IKEA がありましたので、そこで食器や照明なども買いました。ただ、テーブルは船便に入れてあったので新しく購入することはせず、ダンボールテーブルで生活しました。
先にアメリカで生活をしたことのある友人夫妻から渡米直後家具が揃うまでの間にダンボールテーブルライフを送ったという話を聞いていたのですが、実際にやってみるとなんというか……もの悲しいものがありましたね。
荷物到着、いよいよシリコンバレー生活が本格的にスタート!
実際に引っ越し荷物が届いたのは新居に移ってから約2週間後のことでした。頑張って減らしたものの、やはり荷物の量は多かったです。それでも引っ越し屋さんは手際よく運び込んでくれ、あっという間に搬入は終わりました。その後は家具を買い、引っ越し荷物をしまいこんでいき、なんとか引っ越しは完了しましたが、いやはや、ここまでが長かったです。
このころになると、生活セットアップに関する「To Do」はほとんど完了です。やっと落ち着いた生活が送れるようになってきました。
アメリカのスーパーマーケット事情
……と、落ち着いたところで前回お話ししていたスーパーでの買い物が徒歩だと困難な理由についてお話ししようと思います。
アメリカのスーパーマーケットはとにかくすごい。わたしはアメリカのスーパーが大好きなので、買い物に行くと店の端から端までぶらぶら意味もなく歩いてしまいます。
まずは写真をご覧ください。
このように、とにかくたくさんの品物が並んでいます。しかも大きいです。どのくらい大きいか、比較してみましょう。
左から、飲料水(2.78リットル)、アップルジュース(1.89リットル)、iPhone、オレンジジュース(1.89リットル)、飲料水(2.78リットル)です。
今回写真をご用意できませんでしたが、お肉などは塊で売られていることが多い気がします。なので、前回お話ししましたように、牛乳とオレンジジュース、パンとお肉と果物を購入してそれらすべてを持って歩くことは、決してできないことはありませんが、困難を伴う場合があります。わたしは非力なわけではないのですが、水などの飲み物は週末車で買い物に出かけるときに買うようにしています。
それにしてもアメリカのスーパーには見慣れないものや面白いものもたくさんあります。どうやって使うのかわからないものもあったりして、商品裏面に書かれている使用方法を単語を調べながら読んでみることもあります。
最近のお気に入りはグリーティングカード売り場
最近のお気に入りはグリーティングカード売り場。アメリカではグリーティングカードを送りあう機会が非常に多いため、だいたいどこのスーパーにもカード売り場があります。今の時期ですとバレンタインカードが充実しており、老若男女問わず、カードを選んでいる姿を見かけます。せっかくなので、わたしも身近な人に送ってみようかなと考えています。
それでは、良い一日を!