最近Twitterを眺めていると、
これだけですと前回のデスクトップ配信と同じ手順できてしまうため、
今回配信する内容は、
- Note:
- 今回は1024x768のサイズにしますが、
Ustream. tvの中継画面 (480x360) と同じ比率、 つまり4:3であることが重要です。そのため、 配信したいサイズを800x600などにしてもOKです。
Flash Media Live Encoderを利用した高画質化の概要
まずはじめに、
前回の配信方法は、
今回の配信方法は、
ただし、
- 配信するまでにFlash Media Live Encoderの設定を行う必要があるため、
配信するまでの時間が少し増える - Flash Media Live Encoderでエンコードするため、
パソコンのCPUやメモリの使用率がその分増える - 配信中に、
画質やフレームレート等が変更できない - 中継のタイムラグが長くなる
(前回の配信方法よりもプラス10秒弱程度の遅延)
このようなデメリットはありますが、
- Note:
- Flash Media Live EncoderはWindows用です。Macでは、
高画質化のためにQuickTime Broadcasterを利用するという手があります (しかしUstream. tvでの利用は、 かなりテクニカルのようです)。
チャンネル設定ページから、Flash Media Encoder用のプロファイルをダウンロードする
Flash Media Live Encoderを使用した配信方法のイメージをつかんだところで、
まずはUstream.
ユーザーメニューより
保存されたプロファイルのファイル名には、
Windowサイズ!を使って、中継したいウィンドウのサイズを調整する
さて、
- Note:
- Windowサイズ!
はWindows Vistaでの動作保証がされていないようなのですが今回の利用用途には十分でした。この手のソフトウェアはたくさんあります。
ダウンロード後、
の画像ボタンをサイズを調整したいウィンドウまでドラッグします。すると、
これらを確認してSetボタンを押すと、
Flash Media Live Encoderのインストールと起動
ここで、
Adobe Flash Media Live Encoderのダウンロードは、
- Note:
- 上記のページ移動ですと、
英語のページでAdobe IDを取得する必要があるため、 日本語のページでAdobe IDを取得しておくと分かりやすくて、 よいかもしれません (日本語のページで取得したAdobe IDが利用できるそうなので)。
その後、
- Note:
- SCFH DSFを先に起動していた場合には、
後述のSCFH DSFの 「Select process」 画面にてRefreshボタンを押す必要があります。 - Note:
- 細かな話になりますが、
以降のSCFH DSFを設定し終えるまではブラウザやAdobe Flash Media Live Encoder等は最小化しておいたほうが作業がしやすいです。
キャプチャソフト「SCFH DSF」の設定
前回と同じように、
詳細な設定画面が表示されたら、
- Note:
- Drag here.ボタンでの範囲指定は、
ウィンドウに限らず、 パネルやボタンのみでも検知されてしまいますので注意しましょう。現在、 どのパネルやウィンドウが選択されているかについては、 Drag here.ボタンをドラッグ中は常に黒いフチの枠で囲まれますし、 詳細設定画面のキャプションの項目名にも常に囲んでいるものが表示されます。
ドラッグ後、
また、
これらの設定は自動的に適用されますが、
Flash Media Live Encoderの設定
続いて、
Fileメニューから
- Note:
- プロファイルを読み込むことで、
「Stream to Flash Media Server」 の項目を埋めるのが重要です。
Flash Media Live Encoderは、
「Encoding Options」
Videoのエンコード設定
Videoの設定項目は以下の表のとおりです。適宜、
| Device: | 「SCFH DSF」 |
|---|---|
| Format: | 「H. |
| Frame Rate: | プロファイルを読み込むと20fpsが設定されますが、 |
| Input Size: | Inputされる動画サイズを再設定できるようです |
| Maintain Aspet Ratio: | Input Sizeのアスペクト比 |
| Bit Rate: | 画質を表す数値として解釈しましょう。数値が大きいほど良いのですが、 |
| Output Size: | Ustream. |
| Crop: | Inputされた動画の上下左右をそれぞれ切り落とせます。Output時にアスペクト比などを調整する場合、 |
| Timecode: | Flashで利用する場合の、 |
これら項目の詳細については、
- Note:
- 映像のエンコードでは、
H. 264にするかどうかが気になるかと思います。個人的には、 表内でも触れたとおり、 現状はVP6で問題ないと思います。 - ただし、
今回のテーマ、 お絵かき配信の場合に気になる点があります。それは色の再現性です。今回のサンプルを見る限り、 VP6とH. 264ではVP6のほうが若干暗色の再現性がよいというか、 暗くなる気がしました (以下の図2再掲、 図9を参照)。このあたりは、 実際に配信してみて確認してみましょう。
Audioのエンコード設定
Audioの設定は以下の表のとおりです。適宜、
| Device: | 今回もパソコンのサウンド出力をそのままサウンド入力として扱うことにします。 |
|---|---|
| Format: | 「MP3」 |
| Channels: | 「Mono |
| Sample Rate: | 44100Hzまたは22050Hzのどちらかを選択しましょう。演奏などがメインの中継ではなければ22050Hzでも十分だと思います |
| Bit Rate: | ネットワーク回線の帯域が狭いとき以外は、 |
| Volume: | Volumeを設定できます。Windowsのサウンド画面の録音デバイスで若干調整できるので、 |
- Note:
- 音声の配信をしない場合には、
「Audio」 の前にあるチェックボックスのチェックを外します。これにより、 音声が配信されなくなります。変更が後で効くという意味では、 後述のUstream. tvの配信設定画面で設定したほうが良いのですが、 エンコードやネットワークの帯域を心配する場合にはFlash Media Live Encoder上で決めてしまっても良いかと思います。 - Note:
- 「Volume:」
の下に、 今回の配信による、 必要なネットワークの帯域が 「Total bandwidth required to stream:」 という名目で表示されます。現状ですと、 400kbps前後で配信するのがベターなのではないか、 と思います (あくまで一意見です)。 - また、
エンコードに設定した帯域すべてが実際に常に使用されるかというと、 そうでもありません。実際の使用帯域は、 後述のEncoding LogのタブのStatisticsを参照しましょう。
Stream to Flash Media Serverの設定
そして、
| FMS URL: | プロファイルを読み込むことで、 |
|---|---|
| Bakup URL: | 配信先バックアップ用のFlash Media ServerのURLを記述できます。空欄のままで問題ありません。 |
| Stream: | プロファイルを読み込むことで、 |
| Connectボタン | このボタンを押すことで、 |
| Auto Adjust: | デフォルトでは無効です。Outputのコマ落ち |
| Save to File: | ローカルのパソコンに、 |
| Limit By Size: | 「Save to File:」 |
| Limit By Duration: | 「Save to File:」 |
以上で、
Stream to Flash Media Serverの項目のConnectボタンを押して、
- Note:
- STOPボタンを押すのは、
後述のUstream. tvの配信設定画面で、 配信や録画を停止してから押すようにしてください。
ドロップ(Drop)しすぎに気をつける
Flash Media Live Encoderを利用した配信で気をつけることは、
このOutputのDropsは、
- Note:
- 配信中にほかのアプリケーションを立ち上げてたり、
長時間配信していると、 どうしてもドロップしてしまうでしょう。また、 配信し始めも、 ほかのアプリケーションをいろいろと設定すると思いますので,ドロップしがちです。そのため、 たまにドロップする分には無視して構わないと思います。 - Note:
- InputのDropsは通常ほぼ出てこないと思いますが、
こちらが増えるようだとInputのさせ方に問題があると考えられます。
Ustream.tvでの設定画面で配信する
それでは、
すると、
- Note:
- Adobe Flash Player設定の確認ダイアログが表れてしまう場合には、
時間をおくか、 ブラウザを再起動させてみてください。
あとは前回のように、
配信させたいウィンドウ
- Note:
- この現象は、
SCFH DSFが選択領域の最前面に表示されているものをキャプチャしてしまうためです。
また、
まとめ
今回取り上げたFlash Media Live Encoderは、
ということで次回は、