自分専用ポータルの作り方と楽しみ方、trunc(β)

第6回「trunc」目指す

こんにちは!「trunc」開発チームです。

今まで5回にわたって自分専用ポータル「trunc」の紹介をしていましたが、今日で最後となりました。今回は、最終回ということで、⁠trunc」の今後の展開などについてお話をしたいと思います。

情報とツールとデバイス

「情報が溢れている」なんていう言葉をよく目にしますが、情報を取得できる媒体や情報を取得するツールなどがどんどん世の中に出てきています。⁠情報取得」「情報」という言葉には、いろいろな種類の情報があります。リアルタイムの情報、過去の情報、ストックされている情報など…。カテゴリに分けても、時事情報や自分の情報、友人の情報、エンタメ系の情報などに細分化できると思います。普段、自分のブラウザのブックマークにフォルダ分けすることで、サイトをカテゴリ分けしている人も多いと思いますが、結局のところ、ある程度自分で情報を分類しなければいけません。情報取得のツールとしては、RSS Readerなど、膨大な量の情報を分類・管理するためのいろいろなサービスが出てきていますね。

ただ、情報の取得にデバイスは関係ありません。見たいときに見られることが重要です。情報を見たいだけなら、パソコンでも、携帯電話でもいいでしょうし、最近はゲーム機や車などでもインターネットが使えるようになってきています。また、近い将来情報家電なども本格化してくるでしょう。直近だと、Apple社から発売されたiPod Touchなど、インターネットにつながる端末はどんどん増えてきています。きっと、これから、情報はシームレスにもっと扱えるようになると思いますし、なるべきだと思います。⁠trunc」は現在パソコンのブラウザでしか見ることができませんが、⁠trunc」も積極的に他のプラットフォームやデバイス、ツールに対応していきたいと考えています。

現在、⁠trunc」で計画中のモバイル版もそのひとつの試みです。携帯電話は、今、情報を取得できるもっとも身近な端末です。⁠trunc」を携帯電話で利用できることになると、いろいろなサービスの情報や、自分のメモやTodoなどにいつでもアクセスができるようになります。

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Open API

前回の記事でも書きましたが、⁠trunc」はいろいろなサービスが提供しているAPIなどをベースに成り立っています。数年前であれば、国内でAPIを提供しているサービスは少なく、今の「trunc」は実現できなかったと思います。最近だと、サービスを開始してすぐに、APIを公開するサービスも増えてきており、自分たちのサービスをオープンにするということがスタンダードになってきています。

これは、⁠trunc」も同じです。よくユーザーの方や知人の方に、⁠なぜAPIを公開しないのですか?」と聞かれますが、⁠trunc」もAPIを公開して、多くのユーザーが自由にガジェットを作れる仕組みを準備中です。ただ、仕組みだけ公開してあとはユーザーの開発に任せるというのは、サービス開始時は限界があると判断したため、現在の初期段階では自社でのガジェット開発を中心に進めてきました。

自分が使いたいガジェットを作るには技術に対する多少の知識が必要です。より広い層の方に使ってもらうために、開発当初に、自分たちが普段使っているサービスや日本国内でよく使われるサービスを洗い出し、それらを開発してきました。具体的な公表はしていませんでしたが、ブログやニュースサイトなどのRSSをベースとしたガジェットをあわせると、実は1000以上のガジェットが既に提供されています。

パーソナライズド・ホームページサービスにおける重要なことの一つとして、ガジェットの量といわれることもありますが、初期段階に限っていえば重要なのは「質」「見つけやすさ」だというのが、⁠trunc」の考え方です。現在、APIを公開しようと準備を進めていますが、ユーザーの方々が作ったガジェットをどう見つけやすくするかが大きな課題となっています。

もっと、いろいろなサービスへの対応

日本には、まだまだ、いろいろなWebサービスが存在していますし、これかももっと出てくると思います。Webサービスには、それぞれ役割のようなものがあります。それは、ニュースの配信、友達とのコミュニケーション、動画や画像などの共有などさまざまです。⁠trunc」は、それぞれのサービスとのパイプ役のようなポジションでこれかもサービスの充実を図っていきたいと思います。

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自分専用のポータルサービスを目指して

現在、展開しているアイテムを追加して、自分でカスタマイズできるという「trunc」のガジェットスタイルのプラットフォームは、まだスタート段階の形です。構想段階のものや現在社内で動いているプロトタイプなど、来年以降、大きく「trunc」を飛躍させていく準備を進めています。⁠trunc」は、旅に出るときに自分の必要なものや大切なものを詰め込む旅行カバンのように、自分の情報を詰め込んでWebの世界に旅に出るようなサービスを目指して、一歩一歩スピードを上げながら、これからもサービス展開を行っていきたいと思います。

計6回にわたって「自分専用ポータルの作り方と楽しみ方、trunc(β⁠⁠」と題しまして、⁠trunc」の概要や使い方、開発の舞台裏などのご紹介をさせていいただいておりましたが、いかがだったでしょうか?「turnc」はまだスタートしたばかりのサービスですが、今後もサービスの向上を目指して邁進していきたいと思いますので、よろしくお願いします。

最後になりましたが、ご購読いただいていた読者の方々、この場を設けてくださったgihyo.jpの方々、ありがとうございました。

それでは。今後とも「trunc」をよろしくお願いいたします!

「trunc」開発チームでした!

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