皆さん、こんにちは! ふじかわと申します。
新しいものにはすぐ飛びついて試してみる性分で、新しいWebサービスの話を聞くととりあえず登録しまくる日々です。今回は、そんな中でも近年まれに見る盛り上がりを見せるWebサービス「Twitter」をご紹介したいと思います。
Twitterってなに?
図1 Twitterのトップページ。世界中のユーザーの今の状況が見られる
2006年からスタートした、海外のWebサービスです(図1、http://twitter.com/ ) 。
しくみはとてもシンプル。「 What are you doing?」( 今何してる?)というたった1つの問いにひたすら答え続けるだけ。その答えが、自分とつながっている友人たちや、( 設定によっては)Twitterを利用している全ユーザに発信されます。
基本的には発信することがメインなのに、そこから新たなつながりや交流が生まれ、ハマっていく人が続出しています。Twitterが生み出す「ゆるいつながり」が、利用者にとって予想以上の価値を生み出しているようです。そんな様子から「プチブログ」とか「リアルタイムSNS」と表現されたりもしています。
実際にどんな会話が展開されているのか、ちょっとご紹介しましょう。
なにげない会話が人をつなぐ
図2 ある夜の会話。一番下が私の発言で、それに対して友達が返事をしている
「What's are you doing?」ですから、今何をしているかをまず書きます。たとえば、夜であれば「これから寝ます」など、今の自分の状況をそのまま書くだけです。すると、それを見た人からすぐに返事が返ってきます。「 おやすみなさい」「 Good Night!」…といった具合です。図2は私のTwitterのホームページですが、実際そんな感じの会話が展開されています(@をつけた発言は、その人に対する返信を意味します) 。
「これから寝ます」「 おやすみなさい」――ものすごく普通のなにげないやりとり。何がおもしろいの?と思う方もいらっしゃるかもしれません。でも、実はこの「なにげないやりとり」ができること自体がおもしろいのです。
たとえばblogでわざわざ「これから寝ます」という内容だけの記事を書いたりしませんよね。百歩譲って書いたとしても、それにリアルタイムで返事がくることはまずないでしょう。一生懸命何かを伝えようとして書いたものではなく、単に今の自分の状況をつぶやいただけで、それに返事が返ってくる。きっとblogやmixi日記などを書いている方なら、返事が返ってくることの心地良さはご存知だと思います。
そしてこれは返事をする側も同じ。もともとがなにげない一言だから、返事をする敷居も低いんですね。これまであまり(場合によってはまったく)接したことがない人に対しても、「 おやすみなさい」くらいなら言える。Twitterを始めてから、挨拶に人をつなぐパワーがあることを実感しています。
Twitterの日本での急激な盛り上がり
図3 過去180日間で「Twitter」という言葉を取り上げたblogの数
Twitterが日本人の間で大ブレイクしたのは先月の中旬~下旬くらいからのようです。Technorati JAPAN で「Twitter」と入れて検索すると、Twitterを取り上げるBlogがここ最近で急激に伸びていることがわかります(図3は4月10日現在) 。
いろいろなblogを見たり、Twitterで私がつながっている方たちとお話をしたりした中から、利用者から見たTwitterの印象をいくつか挙げてみます。
「とても広い職場」
打ち合わせから帰ってきたとき「おつかれさま!」と言ってくれる人がいる。普段「職場」を持たないフリーランスにとっては、意外とうれしいことだったようです。私もその中の1人。
「友達にしやすい」
Twitterでは友達にすることを「add」と言いますが、初期状態では、addは一方的に誰でもできるようになっています(設定すれば承認制にもできます) 。自分が一方的に知っている有名人をマイミクにするのには抵抗があっても、Twitterで友達にするのは抵抗が少ないという声はよく聞きます。
「仕事が手につかない」
TwitterにはIM(Instant Messenger)との連携機能があり、日本人の間ではGoogle Talk と連携させて会話を楽しんでいる方が多く見られます。まるで大勢の人とゆるいチャットをしているような感覚を味わえるのですが、気になって仕事が手につかないという声もあちこちで聞かれます。
「mixi以来のワクワク感」
mixiが始まった直後のようなワクワクした気持ちになったという声も、mixiに初期から入っている方々からあちこちで聞きました。そう考えると、Twitterはmixi以来数年ぶりにWebサービスのヘビーユーザたちの心を動かしたと言えるのかもしれません。
Let's Twitter!
「とりあえずやってみようかな」と思った方、気になるけれど迷っていた方、Twitterへの最初の一歩を踏み出しましょう。海外のサービスなので英語ばかりで戸惑うかもしれませんが、サインアップして操作を覚えてしまえば怖くありません!まずはとにかく、サインアップから始めましょう。サインアップは無料で行えます。
Twitter(http://twitter.com/)へアクセス(図4)
図4
右側にある「Join For Free!」のリンクをクリック
登録画面に必要事項を記入(記入内容は図5を参照)
図5 登録画面。個人情報はほとんど入れる必要はない
「Continue」ボタンをクリック
友達を招待するための画面が出ますが、とりあえずここでは次に進みます。「 Skip This Step」をクリック(図6)
図6 友達を招待する画面。招待はあとからでもできる
登録完了!自分のTwitterトップ画面が表示されます。
発言してみる
図7 自分のTwitterトップページ
最初は誰も友達(Friends)がいない状態ですが、とりあえず発言をしてみましょう(図7) 。「 What are you doing?」の下の入力フォームに、自分が今何をしているかを書くのですが、ここで重要な注意点が2つあります。
発言は半角140文字(全角70文字)までに抑える
日本語を発言するときには、途中に半角スペースを入れる
※2007/04/13より、半角スペースを入力しなくても日本語が通るように改善されたようです。
Twitterは現在、普通に日本語を入力してもうまく配信されませんが、以下の例のように入れるとうまく行く場合が多いです。
例)
そろそろ寝ます。おやすみなさい。
↓
そろそろ寝ます。_おやすみなさい。
アンダースコアが入ったところに半角スペースを入れると考えてください。スペースを入れる場所はどこでもいいのですが、上の例のように句読点のあとや文節の区切りに入れるとあまり違和感なく見えると思います。これでもうまく反映されない場合は、もう1つスペースを入れて試してみてください。
発言が入力できたら、その下にある「Update」ボタンを押します。下に自分の発言が表示されれば成功です!
友達を増やしてみる
図8 はてなグループ「ついったー部」トップページ。Twitterの見た目に合わせて作られている
Twitterは友達が多くいた方がさらにおもしろさが増します。自分のお友達と一緒に登録して楽しむという方法もありますが、たくさんの人を増やしたいという場合は、はてなグループ::ついったー部(図8) の中の「Friends登録ご自由に 」に大勢リストアップされていますので、addしてみるのも良いかもしれません。
自由にaddしてもよいアカウント を作ったので、もしよろしければ練習がてらaddしてみてください。addをしたい人のページへ行き、右側のメニューの中央付近にある「add」というリンクをクリックすればOKです。
次回は、さらにTwitterを楽しむための「コマンド」や「ツール」についてご紹介します。