こんにちは。株式会社モバイルファクトリーの木村と申します。
これから、数回にわけて弊社で6月6日にオープンしましたWassr(ワッサー)がどのように開発が進められていったかを、開発者(含むデザイナー)の視点から紹介していきたいと思っています。
第1回目の今回は、Wassr(ワッサー)の特徴を簡単に紹介できればとおりますので、より技術的な話は次回以降をお待ちください。
Wassr(ワッサー)ってどんなサービス?
Wassr(ワッサー)は、いわゆるTwitterライクな、今何をしているのかを共有する、シンプルなサービスです。
PC、携帯電話からの更新はもちろんですが、インスタントメッセンジャー、さらには、最近なにかと話題のSecondLifeからの更新も公式にサポートしており、いつでもどこでも家族、友達とリアルタイムにコミュニケーションをとれることを目的としたサービスです。
SecondLifeから更新!?
Wassr(ワッサー)のリリース時に、特にメディアなどに取り上げられたのがSecondLifeからの更新ができるという点でしたので簡単にSecondLifeからの更新の仕方を説明します、、と思いましたが更新の仕方は、Wassrの中のヘルプページをご覧いただいたほうがわかりやすいと思いますので、割愛します。
実は、ほかのサービスでもAPIさえ用意されていれば、SecondLifeからの更新は技術者であれば、可能でした。
Wassr(ワッサー)ではこのハードルを下げ、一般の利用者でも簡単に更新できるように専用のAPIとSecondLife上のツール(Wassr HUD)用意し、だれでも簡単に更新SecondLifeから更新できるようになりました。
このWassr HUDは、自分が今いるSecondLife上の位置情報を、ひとことと一緒に通知するため、SecondLifeで見つけた面白いスポットなどをほかのユーザに簡単に通知することができるようになっており、Wassr(ワッサー)のWebサイトに表示されている「SecondLife上のひと言」から、一覧を見ることができます。
SecondLifeがインストールされているパソコンからであれば、ワンクリックでそのユーザがひとことをしゃべった場所にテレポートできます。
今後は、SecondLife上で更新を購読できるようにしたいと考えています。
IMから購読を受信、今何しているかを更新
またWassr(ワッサー)では、自分が購読している更新をインスタントメッセンジャーから受けとったり、更新をしたりすることが出来ます。
この仕組みは、チャットウィンドウを利用しますが、あくまで「ステータスの不特定多数への公開みたいなもの」なので、チャットの感覚で個人的な情報を公開してしまわないように注意してご利用下さい。
現時点では、Yahoo!メッセンジャーにのみ対応していますが、今後MSNメッセンジャー、やGoogle Talk(Jabber)への対応も出来ればと思っています。
全キャリアの絵文字対応
日本のサービスで絵文字対応しているサービスは多くありますが、全キャリアの絵文字に対応したサービスは少ないとのではないでしょうか?
Wassr(ワッサー)では携帯電話から入力した絵文字はパソコンからはすべて見ることができ、各キャリアへの相互変換も出来る限り行っています。
パソコンからの更新は、最近よく使った絵文字を簡単に入力できるような、仕組みも導入されています。
普段は絵文字を利用しないかたでも、Wassr(ワッサー)上で使ってみると、予想以上に楽しい機能ですので、とくに今まで対応しているサイトが少なかったau、SoftBankのユーザさんはぜひ使っていただきたいと思っております。
ちなみに、これらの相互変換表などはオープンソースで公開されており、詳細は後日の記事で紹介できればと思っております。
豊富なAPIを用意
Twitterをはじめとする、類似サービスで使えるAPIはほぼ網羅しています。
今後も新しい機能などが入ったさいは、APIを積極的に公開していきたいと考えています。
Wassr(ワッサー)の今後
最後に、Wassr(ワッサー)の今後ですが、携帯電話ならではの画像投稿機能、位置情報付きでの投稿機能を中心に、楽しい、面白い機能はどんどん追加していきたいと思っています。
まだまだ、開発中ということもあり、ほぼ毎日なんらかの変更は加えられていますので、WassrStaffのひとことにご注目ください。