Software Design 2026年8月号
- 定価
- 1,562円(本体1,420円+税10%)
- 発売日
- 2026.7.17
- 判型
- B5
- 頁数
- 192ページ
サポート情報
概要
第1特集
特権ID・NHI管理入門
クラウド/AIで増えるNon-Human Identityをどう統制する?
システム管理用のアカウント(たとえばLinuxのrootなど)は特権IDと呼ばれます。システムやデータを自由に扱える強力な権限を持つことから厳重管理すべきものですが、マルチクラウドが一般的になり特権IDの種類・数が増え、その管理が課題です。また、アプリケーションやCI/CDパイプラインなどがシステムと連携するためのアイデンティティは、NHI(Non-Human Identity)と呼ばれます。これも大幅に増加しており、管理不全が問題視されています。さらに、急速に普及が進むAIエージェントも新たなNHIとして注目されています。その自律性ゆえに過剰な権限が与えられる傾向にあり、これまでにない脅威と認識されつつあります。
管理不十分な特権IDやNHIは攻撃者の格好の標的です。これらのアイデンティティが抱えるリスクを知り、攻撃者に悪用される前に、対策の一歩を踏み出しましょう。
第2特集
誰も教えてくれないLLMの話
専門家があなたのギモンに全力で答えます
今やChatGPTをはじめとする生成AIは、まるで人と対話しているような、あるいは一緒に仕事をしているような、人間のこれまでの生活にすんなりと入り込んでしまう自然な挙動を見せます。しかし、LLMの人間的なしぐさや、急激に人間の域に近づきつつある性能の高さに対して、こう思ったことはないでしょうか。「もしかしてLLMには本当に感情があるのかな?」「もう今にもAIに『ギュ』られてしまうのでは!?」本特集は、ITエンジニアとしてはあまり人に聞きづらいこのようなギモンに答えます。LLMの専門家である著者陣によって、感覚的なギモンに最新研究に基づく理詰めの解答をご提示いたします。
目次
第1特集
攻撃者より先に、権限の穴を塞げ!
特権ID・NHI管理入門
クラウド/AIで増えるNon-Human Identityをどう統制する?
- 第1章:特権IDおよびNHIの定義とその脅威、リスク
クラウドとAIの普及で存在感が増す人間以外のID
- 第2章:特権ID管理&特権アクセス管理入門
システムとして強制する特権アクセス管理の3原則
- 第3章:Non-Human Identityのリスクとセキュリティ対策
クラウド、CI/CD、AIエージェント経由の侵害を防ぐ
- 第4章:AIエージェント時代の認証・認可とアイデンティティ管理
新たなリスクに対応するための指針
第2特集
LLMに感情はある?
誰も教えてくれないLLMの話
専門家があなたのギモンに全力で答えます
- ギモン①:LLMモデルはホントに「考えて」いるんですか?
#Chain-of-Thought #形式的言語能力 #線形表現仮説
- ギモン②:AIに感情や個性を感じるのって私だけ?
#LLMの性格特性 #共感性 #機能的感情
- ギモン③:AIのコストが高すぎる!なんでこんなにかかるの?
#トークン管理 #推論コスト #低価格モデルのワナ
- ギモン④:シンギュラリティって何?本当に実現するの?
#再帰的自己改善 #合成データ #モデル崩壊
連載
- ITエンジニア必須の最新用語解説
【212】Google Antigravity 2.0 - 万能IT技術研究所
【51】鬼と式神を操る現代陰陽師の古都散歩――VLMの空想力を位置・地理情報で調伏する解説AI設計法 - 現実世界を拡張するWebXRプログラミング
【10】Babylon.jsでWebARを体験しよう ⑤depth-sensingを使ってみる - ドメイン解体新書
【31】ドメイン名管理に役立つCTログ活用のすすめ - ネコ、コード、ネコ
【14】AIの進歩について思うこと - 【新連載】設計としてのTypeScriptプログラミング
【1】TypeScriptの動作原理と基本的な型 - Rustで作るイベント駆動アーキテクチャ
【6】【実践編】サンプルアプリの要件とアーキテクチャ設計 - 実録 AIネイティブプロダクト開発
【6】LLMの振る舞いをLLMだけに任せない - 【最終回】データ分析とSQLエージェント
【8】データエージェントの現在地 - 技術選定の舞台裏
【10】ワンバンクのeKYCシステム - プログラミング×AIの最前線
【17】「開発するということの定義が変わった」――OpenAIが語る、エージェント時代の起点 - 実践LLMアプリケーション開発
【35】ハーネスエンジニアリングでAIエージェントの性能を引き上げる - AWS活用ジャーニー
【46】Amazon Athena - 計算装置としてのGPU
【4】GPUが処理するグラフィックスパイプライン - 押し上げろ!サイバーセキュリティ!
【4】セキュリティ防御に「特効薬」がない理由。WAFから考えるチューニングの大切さ - 暗号のひみつ
【8】IPsecと認証付き暗号 - 魅惑の自作シェルの世界
【45】部分文字列展開の実装(前半) - コミュニケーション・エンジニアリング
【7】相手が論理的ではないと感じたら - あなたのスキルは社会に役立つ~エンジニアだからできる社会貢献~
【175】当事者であることが、走らせ続ける――みんなのトイレマップを続ける理由