Software Design 2026年11月号
- 定価
- 1,562円(本体1,420円+税10%)
- 発売日
- 2026.10.16
- 判型
- B5
- 頁数
- 192ページ
サポート情報
概要
第1特集
落ちないWebアプリケーションの作り方
データ不整合、リトライの暴走、連鎖崩壊を防ぐ実装テクニック
クラウドやSaaS、マイクロサービスの活用が当たり前になり、Webアプリケーションはいまや複数のサービスが連携する複雑な分散システムです。予期せぬ不具合や通信遅延、依存先の停止は避けられず、1つの小さな問題がデータ不整合やリトライの暴走を招き、システム全体の障害へ発展することもあります。
本特集では、局所的な不具合を全体障害へ発展させないという視点から、データベース設計・運用、リトライ、タイムアウトやサーキットブレーカーなど、信頼性を支える設計と実装を解説。不具合や依存先に障害が起きても、その影響を局所にとどめ、サービス全体を「落とさない」方法を実践的に学びましょう。
第2特集
MySQLの進化から読み解く
AI時代のRDBMSの役割
RDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)は、長年、ITシステムの中で「データを正しく守る」役割を担ってきました。多くの実績に裏付けられた信頼のおける技術ですが、その進化は今も続いています。データを正しく守るための新機能だけでなく、JSONなどの半構造化データを扱う機能、AIからの利用を見据えたベクトル検索の機能なども取り込まれています。NoSQLやベクトルデータベースなど専用のデータストアがあるにもかかわらず、なぜRDBMSにもこのような機能が実装されるのでしょうか? 多様なデータを扱う昨今、ITエンジニアには「どのデータをどのデータストアで扱うか」という確かな選択眼が求められています。本特集では、代表的なRDBMS「MySQL」や他のOSSデータベースの進化を見ながら、データ活用のあるべき姿を考えます。
特別企画
どのソフトウェアが使われているか、把握していますか?
SBOMではじめる脆弱性管理
サプライチェーン攻撃や脆弱性のニュースを目にしたとき、自社プロダクトへの影響を判断するには、まず製品の「中身」を知る必要があります。その手がかりとなるのが、ソフトウェアの構成を可視化するSBOMです。本稿では、SBOMの作成から日々の運用まで、製品を守り、信頼性を支える脆弱性管理の実践ノウハウを解説します。
目次
第1特集
複雑化するシステムの信頼性設計
落ちないWebアプリケーションの作り方
データ不整合、リトライの暴走、連鎖崩壊を防ぐ実装テクニック
- 第1章:落ちないWebアプリケーションのための設計思想
局所的な不具合を全体障害に連鎖させない構造作り
- 第2章:データ不整合を防ぐデータベース設計・運用
レプリケーションからバックアップ、リストア試験、監視まで
- 第3章:頑健なシステムのためのリトライ設計
障害許容性を高める手法をケーススタディで理解
- 第4章:カスケード障害を防ぐ境界の防衛線
依存先の障害を局所化する実践手法
第2特集
MySQLの進化から読み解く
AI時代のRDBMSの役割
システムオブレコードを起点に考えるデータ活用
- Introduction:AI時代にRDBMSはどこに向かっているのか?
- 第1章:AI時代にも変わらないRDBMSの重要な役割
変化する負荷、配置、利用方法、ワークロードへの追随 - 第2章:広がるRDBMSの守備範囲
いろんなデータを既存のデータ/しくみと一緒に使いたい - 第3章:AIが使うRDBMS
RAG/ベクトル検索/MCPによるデータアクセス - 第4章:RDBMSが使うAI
NL2SQL/LLM/機械学習を実現する新機能
特別企画
- どのソフトウェアが使われているか、把握していますか?
SBOMではじめる脆弱性管理
連載
- ITエンジニア必須の最新用語解説
【215】ハーネス/ループエンジニアリング - 万能IT技術研究所
【54】4次元地球の地図上に、今日の景色を撮って置く――スマホ動画で3DGS表現の4D地図を描いてゆく - 現実世界を拡張するWebXRプログラミング
【13】OSS版8th Wallを使う③ マーカー画像を使う - ドメイン解体新書
【34】キーワードで再確認!リソースレコードとセキュリティ - ネコ、コード、ネコ
【17】オープンソース開発とAI - ORMで学ぶWeb開発のベストプラクティス
【3】振る舞いのマッピング - 設計としてのTypeScriptプログラミング
【4】ドメインモデルの状態変化をコードで表現する - Rustで作るイベント駆動アーキテクチャ
【9】【実践編】冪等性とSQSによるリトライ・DLQの設計 - 実録 AIネイティブプロダクト開発
【9】ワークフロー自動生成 - プログラミング×AIの最前線
【20】Agent Plugins――配布の壁と、ハーネスエンジニアリングの現在地[後編] - 実践LLMアプリケーション開発
【38】OpenRouterのレスポンスキャッシュとプラグイン - AWS活用ジャーニー
【49】Amazon EFS/Amazon FSx - 計算装置としてのGPU
【7】小さな端末で高性能を実現するモバイルGPU - 押し上げろ!サイバーセキュリティ!
【7】攻撃者の「痛み」とは? 痕跡の価値を見極め、検知を次の段階へ - 暗号のひみつ
【11】鍵交換から始まるTLSのポスト量子暗号移行 - 魅惑の自作シェルの世界
【48】パターン置換の実装(後編)とパラメータの空文字・未定義チェック(前編) - コミュニケーション・エンジニアリング
【10】会議に出席する意義がわからなくなったときにやること - あなたのスキルは社会に役立つ~エンジニアだからできる社会貢献~
【178】県外からでも関われる、ゆかりのまちの技術コミュニティ