1月27日に、勉強会の祭典「エンジニアサポート新年会2012 CROSS」を開催します。今回と次回の2回にわたり、本イベントを紹介させていただきます。
「エンジニアサポート新年会2012 CROSS」とは?
「エンジニアサポート新年会2012 CROSS」は、WEBテクノロジーに関わる人たちが集まり、WEBの未来を語ることを目的としたイベントです。
最近のIT業界のトレンドとして、「勉強会」の開催やその参加が挙げられると思います。この分野で有名な「IT勉強会カレンダー」を見ても分かるとおり、毎日多数の勉強会が盛況をもって開催されています。
そして、実際に勉強会に参加してみると分かるのですが、勉強会を開催する方、参加する方は、勉強会のテーマそれ自体の技術や深い知識はもちろんのことながら、特定の分野に縛られない様々な技術や知識、経験を習得されています。
しかし、そういった複合的な技術や知識、経験の興味深い話が聞ける場は、勉強会に付随する懇親会だったり、2次会の居酒屋だったりすることが多いと感じています。
このような「単一の技術にとらわれない。複数の要素の織り交ざった話を聞く機会を多くの人と共有したい!」という思いから開催されるイベントが「エンジニアサポート新年会2012 CROSS」です。
本イベントは、テーマとして「CROSS(クロス)」を掲げ、様々な「技術」「知識」「経験」「年代」「企業」といった「異種」「異文化」間で多くのコミュニケーションが生まれる機会を提供したいと考えております。
プログラム紹介
今回のイベントには、各コミュニティ、勉強会主催団体から、40近い団体に参加いただき、それぞれを「CROSS(クロス)」したセションが予定されています。
「スマートフォンの未来を語る」スマートフォンCROSS
国内でも普及が進むスマートフォンについて、スマートフォンCROSSでは、日本Androidの会の安生真(@makoto_anjo)さん、Titanium勉強会の増井雄一郎(@masuidrive)さん、Yokohama iPhone Developersの吉田悠一(@sonson_twit)さんにスピーカをしていただき、タッチパネルを始めとしたUIや、iPadなどのタブレット対応、端末ごとの解像度やレイアウトの違いなど、スマートフォンアプリ開発の現状を共有しつつ、各マーケットの傾向などを踏まえた”スマートフォンの今後”について考えます。
「クラウドを使う人から見た運用と運用管理者の将来」クラウドCROSS
クラウドという用語が独り歩きしていた時は過去のものとなり、多くのサービスが提供され利用する機会も増えてきました。こうしたクラウドの普及により、運用管理者の作業負荷が下がることも期待されていますが、運用管理者という職業自体の存在が危機を迎える可能性も考えられています。
クラウドCROSSでは、odstudyの桑野章弘(@kuwa_tw)さん、ニフティの安部 潤一郎さん、qpstudyの藤倉和明さん、hbstudyの馬場俊彰(@netmarkjp)さん、cloudmixの富田順(@harutama)さんにスピーカをしていただき、実際にクラウドを使っている運用管理者と一緒に、“ちょっと近くて少し遠い4年後、何をしているのか”について考えます。
「これからのWebアプリケーション開発」次世代LAMP CROSS
LAMPとは動的なWebアプリケーションの要素技術であるOSのLinux、WebサーバのApache、データベースのMySQL、開発言語のPHP/Perlの頭文字を取ったもので、1998年に提唱されて以来、今も使われ続けています。
しかし、昨今、よりリアルタイムなWebアプリケーションを構築する要素技術としてWebサーバとしての機能を持つWSGIやPlack、Node.jsなどの台頭、Apacheに変わるWebサーバとしてのnginx、データベースにおいてもMongoDBが注目を集めています。これらは「次世代LAMP」として称されることもあります。
次世代LAMP CROSSでは、グリー株式会社の伊藤直也(@naoya_ito)さん、株式会社サイバーエージェントの名村卓(@snamura)さん、ヤフー株式会社の石澤基(@summerwind)さん、栗山太希さん、ニフティ株式会社の森藤大地(@muddydixon)さんにスピーカをしていただき、これからのリアルタイムなWebアプリケーションを構築するための“今後の要素技術”や、Webを飛び出して“スマートフォンアプリを開発するための要素技術”、さらにそれを支える“クラウドの利用”、“企業内で新技術を導入する戦略”などについて考えます。
「2011年盛り上がった技術 / 2012年盛り上がる技術」Tech 10 CROSS
Tech 10 CROSSでは、オープンクラウドキャンパスの伊勢幸一(@ibucho)さんにスピーカをしていただき、参加者の投票結果から「2011年 IT業界で一番盛り上がったと思われる技術要素」「2012年 IT業界で一番盛り上がると予想される技術要素」を発表し、それぞれの技術要素について考えます。
また、技術系のセッションだけでなく、「人事担当者・企業エンジニア・フリーエンジニアがそれぞれの立場で『理想のシゴト』を語る」人事CROSSや「今考える、伝わるプレゼンテーション」発表方法 CROSSなど多様なCROSSセッションが予定されています。
多数のセッションが用意されており、ここで全ては紹介しきれませんでしたので、詳細は、エンジニアサポート新年会2012 CROSS公式サイトの「プログラム」にてご確認ください。
イベントへのお誘い
いかがでしょうか。イベントの魅力を少しでも感じていただけたなら幸いです。
「エンジニアサポート新年会2012 CROSS」はWEBテクノロジーに関わる多くの人たちが一堂に会する機会を活かすため、スクール形式のクロスセッションを中心とした「セミナーセッション」、スクール形式や参加型のクロスセッションで構成される「パーティセッション」の2部構成となっており、パーティーセッションでは、ケータリングや軽食、アルコール、ソフトドリンクの提供を予定しています。もちろん、パーティセッションからの参加も可能です。
参加費用は飲食代込で2,000円となっており、事前支払いもしくは当日支払いをお選びいただけます。
2012年の最初のキックオフを「エンジニアサポート新年会2012 CROSS」で開始しませんか?
皆様の参加をお待ちしております。