NPO法人ソフトウェアテスト技術振興協会(ASTER)は、2016年3月8日(火)、3月9日(水)の2日間、日本大学理工学部 駿河台校舎(東京都千代田区)にて、ソフトウェアテストシンポジウム2016 東京(JaSST'16 Tokyo)を開催する。
ソフトウェアテストシンポジウムは、ソフトウェア品質やソフトウェアテストに関わる活動を行っている方々の情報発信や交流の場として、東京をはじめ北海道、新潟、東北、東海、関西、四国、九州で開催されるようになった。中でもJaSST Tokyoは、国内最大のソフトウェアテストイベントとして知られ、通算14回目となる今回は、会場を千代田区駿河台の日本大学に移しての開催となる。
例年海外のビッグネームを招聘して行われる基調講演は、組み込み、IoT、モバイルソフトウェアシステムを専門に長年にわたってさまざまなトレーニングや検証を行ってきたJon Hagar氏が登壇する。「IoTデバイスにおけるソフトウェアテストの課題」と題された講演では、今もっとも注目を集めるIoTシステムのテストの技法や戦略、そしてその組み立て方についてプレゼンテーションされる。
また2日目の招待講演は慶應義塾大学名誉教授で(株)e-Gle代表取締役社長を清水 浩氏による「電気自動車の未来をえがくために~性能・機能のこれからとソフトウェア品質の重要性~」。清水氏は大学で長年電気自動車の開発に関わり、2004年に開発したEliicaという電気自動車では最高速度で370kmを記録。こうした開発体験とこれからの技術の可能性を踏まえた内容となる予定。
このほかテスト設計コンテストや数多くの論文発表、チュートリアル、パネルディスカッション、先進的なツールやソリューション紹介など、ソフトウェアテストにまつわる最新の企画が数多く予定されている。参加申し込みは2月29日まで。
開催概要は以下の通り。