Microsoft Azure、日本のデータセンター基盤を大幅拡張――大規模基幹業務システム対応仮想マシン「Mシリーズ」SAP HANA専用ハードウェア「SAP HANA on Azure(Large Instances)」を東日本・西日本両リージョンから提供することを発表

日本マイクロソフト株式会社は2017年6月1日、同社のパブリッククラウドプラットフォームMicrosoft Azureの日本データセンター基盤を大幅拡張することを発表した。

今回発表するのはとくにエンタープライズ領域を対象としたもので、新たに次の2つの新シリーズ・ハードウェアの提供開始を発表した。

  • 大規模基幹業務システム対応仮想マシン「Mシリーズ」
  • SAP HANA専用ハードウェア「SAP HANA on Azure(Large Instances⁠⁠」

大規模基幹業務システム対応仮想マシン「Mシリーズ」

Mシリーズは、おもに大規模基幹業務システムを対象とした仮想マシンで、最大128コアCPU、3.8Tバイトメモリを搭載するもの。2017年12月末までに東日本・西日本、両リージョンでの提供が開始される。

SAP HANA専用ハードウェア「SAP HANA on Azure(Large Instances)」

SAP HANA on Azure(Large Instances)は、最大960CPUスレッド、20Tバイトメモリを搭載したSAP HANA用にチューニングされたハードウェアサービスで、SAP HANA Enterprise Edition OLAPアプリケーション(SAP BW/4HANA)のマルチノードデプロイメントで最大60Tバイトまでメモリのスケールアウトに対応する。

また、今回発表された「Mシリーズ」および「SAP HANA on Azure(Large Instances⁠⁠」に対応したSAPアプリケーションのSI/コンサルティングメニューを開発することが、アクセンチュア株式会社や株式会社インターネットイニシアティブをはじめとする14社から発表された。

「再来日して、このように発表できることを嬉しく思う」とコメントし、今回の発表について説明するMicrosoft AzureのCorporate Vice President, Jason Zander氏
「再来日して、このように発表できることを嬉しく思う」とコメントし、今回の発表について説明するMicrosoft AzureのCorporate Vice President, Jason Zander氏

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