グレープシティ(株)は、2017年9月30日(土)に、東京、KFC Hall & Roomsにて「Excel方眼紙公開討論会」を開催する。
「Excel方眼紙」とは、本来表計算ソフトであるMicrosoft Excelを使って、セルが小さな正方形になるように行と列の大きさを調整して、方眼紙のように文字を入れることで書類を作成する手法。主に紙への印刷を目的とする手法だが、このような方法で作られたExcelファイルはレイアウト修正の難しさやデータとしての再利用性の低さなど、さまざまな問題があるとされ、この手法で作成されたシートがネットでは「ネ申Excel」と呼ばれることもある。
Excel方眼紙は百害あって一利なしであるという意見が多く、作成者が非難されることも多いが、一方で、具体的に何が問題であるのか、また現実的な解決策についてはあまり議論されていないという見方もある。
グレープシティは2014年10月にExcel方眼紙をデータベースアプリの入力画面に適用し開発できるライブラリ「Forguncy」(フォーガンシー)をリリースしており、かねてからこの問題に強い関心をもっている。この問題について直接顔を合わせて議論する場を提供したいと考え、「Excel方眼紙公開討論会」を企画したという。
討論会では、Excel方眼紙問題に詳しい、または強い関心を持っている4名のスピーカーが登壇し、講演とパネルディスカッションが行われる。登壇者は以下の通り。
- 新野 淳一氏(モデレーター:ITジャーナリスト/Publickeyブロガー)
- 上原 哲太郎氏(立命館大学情報理工学部教授)
- 長岡 慶一氏(プログラマ)
- 田中 亨氏(一般社団法人 実践ワークシート協会代表理事)
- 渡辺 恭浩氏(福島コンピューターシステム株式会社 ビジネスシステム事業部)
申し込みはEventRegistの申し込みページから。
- Excel方眼紙公開討論会
- URL:https://www.forguncy.com/information/events/excelforguncy