グレープシティ(株)は2008年1月17日、同社が開発・販売している業務用アプリケーションの入力コンポーネント「InputMan」シリーズの最新版「InputMan for Windows Forms 5.0J」を発売した。
価格は1開発パッケージ12万6,000円、ダウンロード版11万3,400円。
入力のためのコントロールセット
同製品は、業務用アプリケーションを開発する際に求められるさまざまな「入力機能」を、.NETアプリケーションに負荷するためのコントロールセット。テキストやマスク、日付、数値などの入力用コントロールと検証コンポーネント、IME制御などの補助機能を拡張するコンポーネントを計16種類用意している。
開発ツールとしてVisual Studio 2005/2008日本語版のいずれにも対応しており、開発言語はVisual Basic/C#をサポートする。運用環境としては、.NET Famework 2.0/3.0/3.5に対応している。
開発するアプリケーションを使用するユーザを意識
今回のメジャーバージョンアップでとくに意識されているのが、同製品を用いて開発したアプリケーションの「ユーザビリティ」。制限ありきの機能拡張ではなく、開発するアプリケーションを使うユーザにとって使いやすいものを最大の目的とした操作感となっている。
JIS2004に対応
Windows Vista普及に合わせて、JIS2004で追加された第3、第4水準文字の表示や入力の他、サロゲートペアの適切な制御を行える。具体的には、サロゲートペア文字の扱い方や入力制御を、プロパティ設定により調整できる機能を持つ。
さらに、検証コンポーネントを使用することにより、同製品を使用していない既存アプリケーションでも、システムの仕様変更なくサロゲートペア文字の入力制御を行うことが可能となっている。
- グレープシティ株式会社
- URL:http://www.grapecity.com/japan/inputman5/