新日鉄ソリューションズ(株) 、日本オラクル(株) 、デル( 株) の3社は5月21日、都内で記者発表を行った。
3社はITコスト削減、運用効率の向上、変化への対応力強化といった顧客の課題を解決するため、仮想化技術を用いたITインフラ最適化ソリューションを、2008年6月2日より共同で提供開始するという。発表の中で3社は仮想化技術にまつわる問題を以下のように説明した。
「近年、仮想化技術は、次世代ITインフラのキーテクノロジーとして非常に注目されている。しかしながら、ベンダ保証や価格の問題から部分的な利用に留まり、企業は仮想化のメリットを最大限享受できていなかった。」
そこで今回、3社は2008年3月より日本でも提供が開始されたサーバ仮想化製品「Oracle VM」を軸に、サーバ・ストレージに加え、データベース、ミドルウェアも含むITインフラ全体を仮想化の対象としたITインフラ最適化ソリューションを顧客に提供することになった。
第一弾として、ベンダによる動作保証を受けた構成による実証済みソリューションパッケージ(2000万円~)を開発・検証環境向けに提供するとともに、顧客ニーズに応じて、既存環境のアセスメントサービス(300万円~)や、POC(Proof Of Concept)サービス(100万円~) 、エンジニアリングサービスなども提供していく。
さらに本年中には、本番環境適用可能なソリューションパッケージのリリースを予定。障害時の切り分け、ベンダーエスカレーションについては新日鉄ソリューションズが一次窓口となるため、運用面の負荷・リスクは大幅に軽減されるとしている。
記者発表の模様、左から、オラクル:三澤智光氏(製品戦力統括本部長) 、新日鉄:大城卓氏(ITエンジニアリング事業部長) 、デル:町田栄作氏(アドバンスド・システムズグループ本部本部長)
新日鉄ソリューションズ
URL :http://www.ns-sol.co.jp
日本オラクル
URL :http://www.oracle.com/lang/jp
デル
URL :http://www1.jp.dell.com