オープンソースビジネス推進協議会設立 オープンソースの有用性啓蒙を目指し、各種コンテンツやセミナーなどを無償で提供

SRA OSS,Inc.日本支社、⁠株)電通国際情報サービス、⁠株)野村総合研究所は6月4日、オープンソースのエンタープライズ領域への普及を目指す「オープンソースビジネス推進協議会」⁠Opensource Business Creation Initiative, Japan:OBCI)を設立した。

OSSは企業にも普及しつつあるが、サポートやコスト、セキュリティへの不安などがあり、実際のエンタープライズ領域での利用はまだ進んでいない状況である。このようなOSSに対する誤解や不安を取り除くべく各種情報などを提供し、OSSの有用性に対する認知を広げ、オープンソースビジネスの市場を拡大するのがOBCIの目的である。理事長にはSRA OSS,Inc.日本支社の石井達夫氏が就任した。

OBCIは「正会員」⁠一般会員」から構成される。正会員にはオープンソースに関するサービスを提供している企業が参加し、後述のコンテンツやセミナーの提供などを行う。これらを利用するには一般会員への登録が必要になる。一般会員としての入会は無料となっている。

具体的な活動としては、OSSを活用している企業による導入事例などのコンテンツをWebサイトで提供する。また、OSSに関する有益な情報を提供するプレミアムセミナー、一般会員の企業へ訪問し、要望に即した社内セミナー(プライベートセミナー)なども行う。この他、OSSに関するさまざまな相談を受け付ける「オープンソース相談窓口」も設置する。これらを無償で提供することでOSSのビジネス利用を推し進め、正会員にとってはさらなるビジネスの機会の創出につながる。

正会員としては、OBCIを設立した3社の他、オープンソースCRM(株⁠⁠、サン・マイクロシステムズ(株⁠⁠、ターボリナックス(株⁠⁠、⁠株)日立システムアンドサービス、⁠株)フライトシステムコンサルティングの計8社が参加しており、近日中に2社が加わる予定。

また、OBCIはOSSコミュニティとの連携も積極的に行っていきたいとのことで、会員から得られたOSSに対する要望をコミュニティに伝える他、開発環境やビジネスの機会などを提供していくとのこと。

会員登録や詳細情報など、詳しくはOBCIのWebサイトを参照のこと。また、会員以外でも参加できる「オープンソース入門セミナー」も7月末に開催する予定で、こちらも決定しだいWebサイトで告知される。

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オープンソースビジネス推進協議会(OBCI)
URLhttp://www.obci.jp/

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