エクセルソフト(株)は、新世代のマルチコア向けにアプリケーションのマルチスレッド化を簡素化する米国Intelのライブラリ製品「インテル TBB 2.1」を日本国内において2008年7月24日より販売開始した。
インテル スレッディング・ビルディング・ブロック(インテルTBB)2.1 は、最適なパフォーマンスをマルチコア上で実現するために、一般的なアルゴリズムとデータ構造をマルチスレッド化して提供する C++ラインタイムライブラリ。C++アプリケーションからこれらのテンプレートを呼び出すだけで並列化を実装できるため、新世代マルチコアの能力を引き出すマルチスレッド・アプリケーションを素早く作成できる。
バージョン2.1 では、開発者が並列化しやすいように新しいユースケースが追加されたほか、パフォーマンスが強化され、Microsoft Visual Studio 内でコンパイル変数を自動的に設定するプラグイン機能により、開発がより簡単になった。また、バージョン2.1 からMicrosoft Visual Studio 2008 をサポート。
またTBBは、GNU GPLv2ライセンスを適用したオープンソース版としても提供される。
同社では「並列化促進キャンペーン」として、8月1日~9月30日までの2ヵ月間、バンドル製品の商用新規ライセンスを通常価格の10%割引にて提供する。
同製品はWindows版、Linux版、Mac OS版(Windows、Linux版はいずれも32/64ビット両対応)が用意されており、価格(シングルユーザライセンス/税込)はいずれも42,945円。
- エクセルソフト(株)
- URL:http://www.xlsoft.com/intel