9月11日、本社をオランダに持つWebコンテンツマネジメント(WCM)ベンダ、SDL Tridionの日本法人開設を記念したイベントがベルサール八重洲で開催された。
開会の挨拶を担当したのはSDL Tridion(株)カントリーマネージャーの竹橋 幹司氏。今回のセミナー開催にあたっての挨拶を述べた。続いて登場したのは、アジアパシフィックおよび中東営業担当バイスプレジデント ハンズ・ド・グルート氏。「SDL Tridion のアジアパシフィック市場における戦略と計画」というタイトルで、ヨーロッパを中心に500社以上に導入されているという実績や同社製品のメリット、今後の日本市場での展開、また他社製品との最大の差別化要素である「BluePrinting」技術について、説明が行われた。企業Webの戦略的展開を強力にプッシュするよう意識的に設計されていることを強調したプレゼンだった。
続いて、ビジネス・ソリューション担当バイスプレジデントのオットー・ド・グラーフ氏が登場。「SDL Tridion のソリューションとロードマップ」と題されたセッションで、同社製品を導入しているグローバル企業の、マルチブランド展開やブランディングを意識した特長的なコンテンツ管理の事例がいくつか紹介された。現在、平均的な国際企業では2,000を超える同期作業が必要であり、複数言語にも対応しなければならないが、統一感を損なわずスムーズな対応を可能とするのが、先程ハンス・ド・グルード氏が話した「BluePrinting」技術だという。
前半最後はソシオメディア(株) 代表取締役の篠原 稔和氏が登場。「日本のWCMマーケットトレンド」というタイトルで、CMSの基本と機能、導入する際のポイントから、マーケティング機能の強化やマルチプラットフォームへの対応がトレンドという現在のCMSマーケットの状況やベンダの動向までがわかりやすく紹介された。
後半にはパートナー企業における導入サービスの紹介などが行なわれた。なお、来年以降の展開としてサポートセンターの開設やユーザグループの立ち上げを予定しているという。
- SDL Tridion(株)
- URL:http://www.sdltridion.jp/