インターシステムズジャパン(株)は10月23日、ビジネストランザクションンシステムにおいてリアルタイムでの意思決定を可能とするビジネスインテリジェンス(BI)機能を組み込んだソフトウェア「InterSystems DeepSee(ディープシー)」(以下、DeepSee)を発表した。Windows、Linux、UNIX、Mac OS、OpenVMSで稼動し、価格は最小構成で70万円(税別)~。
DeepSeeは、最新の業務データ利用におけるBI機能の需要拡大に応えるため開発されたソフトウェア。大規模なDWHシステムに代表されるようなこれまでのBI製品と異なり、トランザクションアプリケーションに直接BIの機能を提供する。これによりユーザは、現在使用しているデータにアクセスし、BIを使い即座にワークフローの変更、ビジネスルールの修整など、さまざまなアクションを取ることができ、パフォーマンスの最適化を可能にする。
同社のオブジェクトDB「InterSystems CACHE」で提供される「トランザクショナル・ビットマップ・インデックス」技術を利用し、複雑なクエリに対しても優れた検索性能を実現するほか、大量のトランザクションも高速で処理し、情報にリアルタイムでアクセスすることが可能となっている。
また、同製品には操作を容易にし、コスト効率を高めるため以下の4つのコンポーネントが用意されている。
- アーキテクト
- データモデルを定義する。DWHは不要。ビットマップインデックスにより、アプリケーション性能を最大化することが可能。
- アラナイザ
- アーキテクトで定義したデータモデルを使用し、ピボットテーブル、グラフィックを容易に作成可能。
- デザイナ
- ピボットテーブル、リンク、その他UIコンポーネントを利用しダッシュボードを作成。Webページとして作成し、アプリケーションに組込むことが可能。
- コネクタ
- 「InterSystems CACHE」以外にも外部ソースからのデータ使用を可能とする。
- インターシステムズジャパン(株)
- URL:http://www.intersystems.co.jp/