1999年に第1回を開催したSWEST(組込みシステム技術に関するサマーワークショップ)は、今年で10回目を迎え、全国から約200名が集い、9月4日と5日に遠鉄ホテル エンパイア(静岡県浜松市)で開催された。
今年のテーマは「組込みシステム開発の次の10年を考える」で、基調講演では名古屋大学 大学院情報科学研究科の高田広章教授がすり合わせ開発の実態などを紹介し、今後10年の課題として「人の気持ちやモチベーション」などの面も大切ではないかと言及していた。
また、参加企業や個人によるポスター・デモ発表と懇親会以降は、テーマ別に興味のある分野を選択してセッションに参加する。少人数なので、一方的に講演者がプレゼンテーションするのではなく、グループワーク形式で聴衆者も積極的に参加でき、さらに有意義な議論へと発展していた。また、合宿形式なので、初日の夜は実行委員会が用意した宴会部屋でお酒を飲みながら遅くまで(明け方まで)議論が続いた。
SWESTは初めて参加する人にも、十分に楽しめるイベントである。今年のプログラム詳細や議事録などはSWEST公式Webサイトから見ることができるので、次回の参加を検討してみてはいかがだろうか。来年は静岡県掛川市(つま恋)で行われる予定だ。
- SWEST公式サイト
- http://www.ertl.jp/SWEST/