(株)ソフィアシステムズは、JTAGエミュレータとフラッシュライターのマルチ機能を併せ持つ開発ツールでICEの新シリーズ「EJ-SCATT」(イージェイ・スキャット)をリリースした。
同製品は、フル機能を持ったICE以外では、「UniSTAC」「EJ-Debug」に続く3世代目の製品で、従来、専用機として準備されていたJTAGエミュレータおよびフラッシュライターのハードウェアを汎用機に置き換え、CPU専用のデバッグソフトウェアやライターソフトウェアが本体から切り離された。ハードウェアを流用し、ソフトウェアの変更だけで他のCPU用として使用することができるため、コスト削減と高機能化を実現している。
各種CPU専用のデバッグソフトウェアとライターソフトウェアは、同社の「EJ-Debug」「EJ-Writer」の標準ソフトウェアであった「WATCHPOINT」のUI(ユーザインターフェース)を完全に踏襲し、「WATCHPOINT」の使用経験があれば、スムーズに「EJ-SCATT」を導入することができる。
また、ホストPCとはUSBで接続する。H70×W108×D17mmの小型化とUSBバスパワー動作は、フィールドでのメンテナンスを考慮に入れた設計で、筐体側面に衝撃に強いシリコングリップを採用したことで、万一の落下時にも対応されている。
同社は北米、アジア、欧州の主要各国に販売網を構築し、国内外での共通開発環境の構築を支援するという。
- ソフィアシステムズ
- http://www.sophia-systems.co.jp/