商用の組込みLinuxを提供する米MontaVista Software, Inc.は、携帯電話メーカーから見た「品質」や「開発スピードの改善」に対して、同社がどのように展開し、貢献できたのかについて発表した。
この数か月間、同社はLinuxベースの携帯電話向けソフトウェア群との統合度を向上させたという。MontaVista Linuxはすでに何十機種もの新型モバイル機器に搭載されており、LiMo Platform上で発売された第1弾のモバイル機器の85%以上で採用されている。さらに、同Linuxは、すべての主要Linuxモバイルソフトウェアのサポートを行い、それらとの統合を実現している。こうしたソフトウェアにはLiMo Platformに加え、ALP(ACCESS Linux Platform)、Google Androidなどがある。
さらに同Linuxは、IPv6の認証を受けたモバイルLinuxとなった。モバイル機器はそれぞれ固有のIPアドレスを必要とするため、モバイル業界にとってIPv6は重要なものとなっている。モバイル機器の台数が増加していることが、インターネットのIPv6への移行を後押ししている。IPv6対応の認証を受けた全製品を掲載した一覧は、http://www. ipv6ready.org/logo_db/approved_list_p2.php から参照できる。
また、同社は米Freescale Semiconductor、米Intel、米Texas Instrumentsのモバイル機器用新型プロセッサも追加サポートした。
- モンタビスタソフトウエアジャパン
- http://www.montavista.co.jp/