ギデオン、業界最小サイズのメールアーカイブアプライアンスを発売

⁠株⁠ギデオンは、同社のメールアーカイブアプライアンスの新製品として、業界最小となるLunch Boxサイズの『ギデオン BLOC systemメールアーカイブ L-Box』を発売する。また同製品の発売に伴い、限定10台につきアンチスパム機能が無償で追加されるキャンペーンを実施する。

L-Boxは完全透過型のメールアーカイブアプライアンス。ユーザが意識的に操作設定することなく、メール送受信経路上に設置するだけで自動的にメールアーカイブを実行する。メールサーバが外部にある場合も試用可能で、ウィルスやスパムの除去機能(独自のブラックリスト方式)をもち、これらを除いたメールをアーカイブできる(スパム除去機能はメールアーカイブPlusのみ⁠⁠。アーカイブに使用するストレージ領域は内蔵の500Gバイトディスク(SATA)のほか、ローカルディスク(USB⁠⁠、ネットワークディスク(iSCSI/SAN)などを利用して分散化し、拡張することもできる。

アーカイブしたメールの検索は、Google Desktop検索のような柔軟で網羅的な検索データベースが自動構築される。同社の実測によると、約10万通のメールの全文検索が1秒以内に完了したとのこと。個人やグループ単位での権限設定によって検索対象となるメールの範囲を限定することもできる。またストレージ上のアーカイブファイルは簡易的に暗号化して保存できる。またメールの改ざんチェックなどの機能が強化された。

ギデオン BLOC system L-Box
ギデオン BLOC system L-Box

L-Boxでは、システム信頼性向上のためのフェイルオーバー機能およびHA構成を可能とする「PortControl」を標準装備。PortControlはクライアントとメールサーバの途中に設置し、メール関係のパケットをポート番号で判定して、すべてL-Boxに送り込む機能をもつ。L-Boxを2台接続してHA構成を組んだり、L-Boxが何らかの原因で停止した場合に、メールパケットをそのままクライアントに透過させることができる。

ギデオン BLOC system PortControl
ギデオン BLOC system PortControl

特長

  • 透過ブリッジタイプなのでネットワークの環境を変更せず、どこにでも設置導入可能
  • PortControlによるシステムの信頼性強化
  • L-Box動作不能の場合、自動でハブに切り替える機能
  • 複数台のL-Boxを接続することでホットスタンバイ形式のHA構成
  • カスケード接続で負荷分散
  • マルチボリューム、マルチインデックス検索で世代管理が容易
  • ローカルディスク(USB接続HDD等⁠⁠、ネットワークディスク(iSCSI/SAN)などに対応
  • アーカイブデータのボリューム管理がメンテナンスフリーで可能
  • 全自動でメールデータをナレッジベースとして活用
  • ウィルス、迷惑メールを除去後にメールアーカイブを実行
  • メール本文(テキスト添付)全文検索、添付ファイル名検索、検索グループ任意選択
  • 内部統制管理に基づくアクセス制限機能(個人アカウント単位、部課単位、メーリングリスト単位、営業所単位など)
  • メール改ざんチェック機能
  • 初期メールアーカイブHDD(500Gバイト)標準装備
  • 過去のメールデータのインポート機能
  • メールサーバが社内にある場合、社外にある場合(ホスティング利用など)のいずれにも対応可

発売日は2009年3月上旬。製品ラインナップと価格は以下の通り。

メールアーカイブ L-Box 50user
初年度 980,000円、次年度更新ライセンス 23万7,000円
メールアーカイブ L-Box 100user
初年度 1,232,000円、次年度更新ライセンス 343,000円
メールアーカイブPlus L-Box 50user
初年度 1,131,000円、次年度更新ライセンス 282,500円
メールアーカイブPlus L-Box 100user
初年度 1,433,000円、次年度更新ライセンス 410,000円

335,000円得々キャンペーン

10台限定で、3年一括契約でギデオン BLOC system メールアーカイブ L-Box 50/100userを注文の場合、アンチスパム機能を無償で追加する。※4年目更新時には「メールアーカイブPlus」の更新費が必要。

⁠株⁠ギデオン
URL:http://www.gideon.co.jp/

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