今回発表されたのは「Athena Smart Plus」「Athena Smart Passport」「IDProtect for ePassport」の3製品。
「Athena Smart Plus」は、大量発行に適したローエンドの電子パスポートソリューション。独自開発のカードオペレーティングシステムである「Slimos」を搭載し、チップに8/16ビット RISCマイクロコントローラを採用することで、性能・セキュリティを犠牲に刷ることなく200円を切る低価格を実現した。通信インターフェースはISO14443 Type B。メモリは8Kバイト EEPROMを搭載し、認証方式はBACおよびBAC+をサポートしている。
「Athena Smart Passport」は、応答性に優れたネイティブ型で、通信インターフェースはISO1443 Type Bをサポート。メモリは36または72Kバイト EEPROMを搭載。認証方式はICAOで定めるBAC/BAC+、AAおよびEAC(最大2048ビット)をサポートしている。
「IDProtect for ePassport」は、応答性に優れたオープン型でJava Card 2.2.2に準拠している。通信インターフェースはISO1443 Type Bをサポート。メモリは36Kまたは72KバイトEEPROMを搭載。ICAO互換の電子パスポート機能はアプレットにより実装されており、認証方式はBAC/BAC+、AAおよびEAC(最大2048ビット)をサポートしている。