コベリティ、不具合影響度が一目でわかるソースコード最適化製品を発表

コベリティ日本支社は11月11日、不具合を自動解析し、修正の優先度をつけ、ソフトウェアの変更により発生した不具合の影響をマッピングするソースコード最適化製品「Coverity5」を発表した。同製品は、ソースコードの変更によって新たな不具合が発生していないかどうかを自動的にスキャンし、不具合の重大度別に瞬時に優先順位を付け、同じソースコードを共有しているすべての製品に対する影響をマッピングできる。2010年3月出荷予定。

ビジネスが変化するスピードが速くなるにつれ、ソフトウェアの変更作業が頻繁に起こり、ソースコードの不具合が発生するリスクも増大している。開発段階での「ソフトウェア変更が与えるリスク」を軽減するためには、以下の点をクリアにする必要がある。

  • ソースコードの変更により発生する新たな不具合をどのようにして検出するか
  • 新たな不具合の重大度をどのようにして把握するか
  • ソースコード、プロジェクト、製品にまたがって起きる影響をどのようにして把握するか
  • 不具合を迅速に修整するにはどうすればよいか
  • 不具合が修整されたことをどのようにして確認し、証明するか

Coverity5は、こうしたポイントに基づき、①スキャン、②検出、③マッピング、④修整、⑤レポートの5つのステップでソースコードの最適化を支援する。ソフトウェアの不具合を除去する5ステップを実現するため、同製品では以下の2つの新技術を搭載している。

●不具合の影響マッピング機能
開発者がある不具合が製品ポートフォリオ全体にまたがる複数のソースコード ベース、プロジェクト、および製品にどのような影響を与えるかを自動的にマッピング、特定できる機能。
●統合不具合管理インターフェース
開発者および管理者が1つのワークフローでC/C++、Java、および C#の不具合に優先順位を付けて修正作業できるインターフェース。製品ポートフォリオ全体で複数プロジェクトにまたがったソフトウェアのインテグリティ(整合性)の状態を容易に追跡できる。
コベリティ 日本支社
URLhttp://www.coverity.com/html_ja/

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