アドビ システムズ社は、プロフェッショナルな映像制作をトータルに実現する「ADOBE PREMIERE Pro」と、ビジュアルエフェクト等を作成する「ADOBE AFTER EFFECTS」が次期バージョンより64-bit版のみで提供すると発表した。
現在のビデオ制作ワークフローでは、ますます高まる解像度とリアルタイムなレスポンスが求められており、64-bitによる制作環境が普及しつつあるとのこと。64-bit OS上では大容量のメモリを有効活用できるため、ワークフローにおける編集スピードや性能が向上することで、クリエイターは本来の業務であるクリエイティブな作業に集中することができるようになる。
アドビ システムズ社ではこのような映像技術・制作の現場の事情を踏まえ、今後リリースされる Adobe Premiere ProとAfter Effects は64-bit版のみの提供を行うことを決定した。現行のAdobe Premiere Pro CS4とAdobe After Effects CS4 も64-bit環境で動作するが、32-bit版としては最終リリースとなる。
ADOBE CREATIVE SUITE 4 PRODUCTION PREMIUMの64-bit OS用への設計・最適化についてはアドビシステムズのサイトにある文書(PDF)を参照のこと。
- アドビシステムズ
- URL:http://www.adobe.com/jp/