株式会社KDDIウェブコミュニケーションズは2010年1月13日、同社のホスティングブランド「CPI」の共用レンタルサーバ「シェアードプランZシリーズ」にて、Google Apps Premier Editionと連携することを発表した。
これからの世界市場、それに対するニーズなどの考察を述べながら、今回の発表のコンセプトである「ホスティング+グローバルクラウド」について説明する、株式会社KDDIウェブコミュニケーションズ代表取締役社長 山瀬明宏氏。
マルチドメイン無制限、外部バックアップができるシェアードプランZシリーズ
シェアードプランZシリーズは、マルチドメイン無制限、外部バックアップが可能となっている共用レンタルサーバプラン。また、標準の機能に加えて、携帯3キャリア+iPhone対応のモバイル向けCMS、オリジナルテンプレートがセットになった「モバイルCMSプラス」 、24時間365日のサポートを行う「サポートプラス」 、外部バックアップ+内部バックをセットにした「バックアッププラス」の3つの有料オプションパックが用意されているなど、多様な利用シーンに対応できるのが特徴の共用レンタルサーバである。
技術的知識なくGoogle Appsの利用が可能
今回新たに機能として加わったGoogle Apps Premier Editionは、Googleが提供する企業向けホスティング型オフィススィートで、スケジュール管理ツール「Googleカレンダー」 、ドキュメントの共有・共同編集ツール「Googleドキュメント」など、業務で役立つツールが用意されている。
KDDIウェブコミュニケーションズSMB事業本部事業本部長 高畑哲平氏は、今回の連携の背景、新しいホスティングの姿である「Hybridホスティング」に関する説明を行った。
今回の連携のメリットについて、KDDIウェブコミュニケーションズSMB事業本部事業本部長 高畑哲平氏は次のように述べた。
設定する知識がいらない
デフォルト1アカウント無料
国内も海外も快適に利用可能
とくに注目したいのが「設定する知識がいらない」という点。今回発表されたプランでは、シェアードプランZシリーズ上にGoogle Appsアカウント設定画面が用意されており、「 MX」「 CNAME」などの専門用語を知らないユーザでも、手軽にGoogle Appsを利用できるようになっている。これにより、今後の企業ユースでの採用が促進することが期待されている。
記者発表後、今回の提携に至る背景、発表が持つ意味、そしてGoogleの展開のさらなる可能性について語った、グーグル株式会社名誉会長 村上憲郎氏。
シェアードプランZシリーズの詳細については、以下サイトを参照。
シェアードプランZシリーズ
http://www.cpi.ad.jp/