2010年9月開催「第2回 LinuxCon Japan / Tokyo 2010」発表者の募集を開始─「Japan Linux Symposium」名称変更

The Linux Foundation(LF)は、日本で開催する第2回目の国際技術シンポジウム「LinuxCon Japan / Tokyo 2010」の発表申込みの受付を開始した。

「LinuxCon Japan」は、2009年10月に開催した「Japan Linux Symposium」の第2回目にあたるもの。北米最大のLinuxカンファレンスとして毎年開催している「LinuxCon」のアジア版として名称を改め、2010年9月27日(月⁠⁠~29日(水⁠⁠、東京 六本木アカデミーヒルズにて開催される。

「LinuxCon Japan」は、日本、アジア諸国をはじめ世界中からLinuxコミュニティのトップクラスのエンジニア、意思決定者、およびエキスパートが集まり、Linuxコミュニティのコラボレーションと発展を促進するカンファレンスとなる。そのプログラム(プレゼンテーション、パネル、分科会、チュートリアル)のテーマは世界中から公募し、厳正な審査を経た技術発表が中心となる。公募には開発者、エンドユーザ、学生など、Linuxに興味を持つ誰もが参加することができる。英語が応募のボトルネックにならないよう、英語を母国語としないメンバーへのサポートも提供するとのこと。

募集概要は以下の通り。

●募集期間:3月1日~5月14日 (米国太平洋時間)

●審査結果発表:5月28日(金)

●申し込みの手順

①申し込みのタイプ(プレゼンテーション、パネル、分科会、チュートリアル)を選択

時間は以下の3種。

  • 45分間のプレゼンテーション
  • 45分間のプレゼンテーション、パネル、および分科会
  • 2時間のチュートリアル
②提案書のカテゴリを選択。
  • Developer(kernel、core development、software engineering)
  • Operations(systems administration、architecture、Linux deployment)
  • Business(open source governance、legal、enterprise)

③提案書の概要を端的に説明できる特定のトピックを選択。

「おすすめトピック」は以下の通り。

  • Linuxをよりスマートにするには
  • 今後の世界経済におけるLinuxのビジネスチャンス
  • モバイル機器(スマートフォン、ネットブックなど)のLinux
  • デスクトップにおけるLinux
  • クラウドにおけるLinux
  • Linux家電
  • データセンターの最適化
  • 大規模システムにおけるLinux導入テクニック
  • Linux「オープン」性の持続的発展

④講演経験などを含む略歴を150語(英文)で。

⑤提案を簡単にまとめた150語(英文)の発表概要を作成。

  • パラグラフ1 プレゼンテーションの要約。重要事項や関連性を含める。
  • パラグラフ2 聴衆がプレゼンテーションに期待できるもの、聴衆に必要な技術的知識のレベル(聴衆は ○○を学習できる、○○の知識が必要であるなど⁠⁠。

⑥プレゼンテーションに必要な機/環境のリスト(インターネット接続、ホワイトボードなど)

⑦プレゼンテーション用のスライド

2010年9月1日までにPDFまたはODF形式で提出のこと。

詳細はLFのCFP(Call For Participation)サイトを参照。
URL:http://events.linuxfoundation.org/cfp

●提案書を作成する際のヒント

  • コマーシャル禁止
  • 想定される参加者(世界トップレベルの技術者)を考慮の上、提案書を作成のこと。
  • 必要な専門知識を明確に
  • 聴衆が参加する意義を明らかに
    ⁠クリティカルなプロジェクトに関するものか/自身のプロジェクトの方向性等でコミュニティからのアドバイスを必要としているか?)
  • 参加者たちがすぐに適用できるツール、Linuxプラットフォームに確実にインパクトを与えるプロジェクトなどのトピックを用意。
  • 発表時間45分間の時間内に議論できるようなテーマの提案を。
  • タイトルはシンプルに
The Linux Foundation
URLhttp://www.linux-foundation.jp/

おすすめ記事

記事・ニュース一覧